和食
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ああ願うことなら毎朝食べたい。
食べ歩き新生姜は米の大きさより少しだけ大きく、さいの目に切る。 油揚も同寸に切って薄味で炊いておく。 ご飯と生姜を合わせ、薄味で炊き、炊き上がったらお揚げを混ぜ……
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これでよい。
食べ歩きもっと美味しい出汁はあるだろう。 もっと香りのする麺もあるだろう。 だがこれでよい。 見よ、この佇まいの美しさを。 京都「殿田」の「すうどん」である。 ……
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コシアブラのご飯 四谷「懐石大原」
食べ歩き一口食べた途端に、体中の毛穴が浄化され、血がすこやかに流れ、細胞が清められた。 コシアブラのご飯である。 「私の地元、新潟派では、こうした食べていました」。……
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「いい店とは、会いたい人がいる店である」シリーズ4 京都「食堂みやざき」
食べ歩き「いい店とは、会いたい人がいる店である」シリーズ4 店主宮ちゃん37歳は、目力がいい。 目がちょっと、桐谷健太に似ていて、力が強いのだが、笑うとかわいい。 ……
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今月の次郎5/31
食べ歩き今月の次郎5/31 「すっかり握るのが遅くなっちゃって」。 そう小野二郎さんは言われるが、とんでもない。 変わらず手際よく、正確ににぎられる。 ウニ、い……
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鮑という主役。 新富町「富味座」
食べ歩き鮑が、目の前で悶えている。 肉体をよじらせ、見えないなにかを求めて、うごめく。 殻から外された鮑は、串を打たれ、炭火で焼かれ始めた。 店内に、香ばしい……
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「アジの椀物」と「イトヨリの椀物」 焼津「温石」 静岡「日本料理 FUJI」
食べ歩き焼津と静岡で、衝撃的なお椀に出会った。 一つは「アジの椀物」である。 アジは普通椀物には仕立てない。 加熱すると血合いの臭みが、つゆの清らかさを邪魔す……
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茶漬道楽。 辻留
食べ歩き北大路魯山人は、相当お茶漬けが好きだったらしい。 以前鎌倉の魯山人宅に約一年間料理人として務めた、「辻留」三代目の辻義一さんにお話を聞いたことがある。 「茶……
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「そば処 おか田」で霜柱を踏む。
食べ歩き「ザクザクッ」。 隣から、霜柱を踏むような音が聞こえてきた。 ここは小伝馬町の立ち食い蕎麦屋「そば処 おか田」である。 いやここは、座って食べるので、立ち……
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深山の只中に一人佇む。 「柚木元」にて
食べ歩き今まで三つ葉のことを、なにも知らなかった。 食べながら、素直にそう思った。 天然三つ葉と肉を柔らかくする二輪草の熊鍋である。 三つ葉は、都会で見かける……
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