魚介
(2156件)-
児玉智也シェフの未来
食べ歩きアミューズのいくらがすべての始まりであり、すべての美を表していた。 薄い生地に乗せた、デイルでマリネしたいくらとフロマージュブランの組み合わせである。 ……
続きを読む -
赤坂「辻留」
銀彩
食べ歩き魯山人が銀を塗って、皿を作っているのを見て、まだ二十代だった「辻留」の辻義一さんは、思わず尋ねたという。 「先生は普段から、自然に学べと言われているのに、なぜそ……
続きを読む -
京都「ドロワ」
すべてと向き合うこと
食べ歩き「『1つ1つ、すべてと向き合うこと』 昔も今も、これからも、1番大切にしていることです」。 森永シェフはそう言われた。 料理をいただいて思うことは、「愛の深さ……
続きを読む -
三越 蟹王府
蟹王府10月
食べ歩き蟹王府の紹興酒漬けの蟹はきれいである。 雑な味が微塵もない。 それもそのはず、漬けている紹興酒が違う。 だから蟹だけではない、君も酔うのだ。 1匹目は、ただた……
続きを読む -
先月はまだ子供だった。
食べ歩き先月はまだ子供だった。 しかし今月はもうミソが肥え、色気をほんのり漂わす少女であり、性のうずきを見せる青年となっていた。 いわば、モラトリアムの味である……
続きを読む -
サワラと交わす、情。
食べ歩きサワラに舌を感じた。 醤油主体の地に和えられた刺身が、横たわっている。 上には、カラシが少し。 繊細なサワラには、この地ではきつすぎないか。 ……
続きを読む -
ブリアンツァ9/27 2021
食べ歩きブリアンツァ9/27 2021 この日の1番の無茶振りは、「ゴーヤチャンプルを作って」だった。 いろいろ考えられたのだろう。 しかし変化球は……
続きを読む -
黒しやり
食べ歩きキャビアではない。ご飯である。 シャリ、つまり酢飯である。 生まれてはじめての黒シャリであった。 人間の嗜好というものは、保守的にできている。 白い酢飯……
続きを読む -
京都「天よし」
海老食べはりますか?
食べ歩き100年続く天ぷら屋である。 だが驕ることなく、威張ることなく、ひっそりと木屋町の街中で息づいていた。 いただける天ぷらは、海老。 ひたすら巻海老の天ぷらが揚げ……
続きを読む -
東銀座「レフ青木」
<麗しい違和感>
食べ歩き<麗しい違和感> その特殊な違和感を、最初に感じたのは、Paris「L'ARCHESTE」伊藤良明シェフの料理だった。 仔牛のタルタルと牡蠣、キャビアを組み合わ……
続きを読む