魚卵 白子
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オジサンたちは、お腹いっぱいでも
食べ歩きオジサンたちは、お腹いっぱいでも「フライ」と聞くと、抑制が効かなくなる。見境がなくなる。 この日も絶妙なタイミングで出される小皿料理に、何杯盃を空けたのだろう……
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これはもはや恋である
食べ歩きバターの香りをまとい、カリッと焼けた表皮に、歯が刺さる。 そうでない白き部分は、薄皮などないようにとつぶれて、てろんと舌に甘えてくる。 白子の精髄が、心を溶……
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「痛風関係者閲覧注意」その②
食べ歩き「痛風関係者閲覧注意」その② 「今夜は魚卵攻撃です」。 おそらく、きっと、間違いなく、こんなに多くの魚卵を食べた夜はない。 カラスミ餅スープ〜キャビアと来……
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「痛風関係者危険閲覧注意」その①
食べ歩き「痛風関係者危険閲覧注意」その① 「明日足が痛くなっても、しりまへんで」。 大阪某所で痛風攻めの会は、餅の優しさとカラスミの練れた塩気が出会うスープで、静々……
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〜幸せの味〜
食べ歩き〜幸せの味〜 ぷつっ。 卵はかすかに抵抗してつぶれ、命のしずくを舌に滴らせた。 甘い。 いや、甘いという味覚を超えた、抱擁の味わいがある。 ……
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香ばしく焼けたきくに
食べ歩き香ばしく焼けたきくに、塩をちょいとつけて、一口でほおばる。 はふはふとあえぐ舌に、乾坤一を流し込む。 白子の精が、酒に酔って香りを開き、甘えるようにしなだれ……
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白菜の上に
食べ歩き白菜の上に、白子が一つ。 ごま油でじっくりと、くたくたに炒められた白菜は、白子を抱いて舌に、上顎に、歯にしなだれ、溶けていく。 同じ食感で消えゆく両者の誘惑……
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近所に住んでいる人が
食べ歩き近所に住んでいる人が、つくづく羨ましくなるすし屋である。 味噌と酒粕に3週間漬けたという鮑肝は、雑味なく、肝の滋養だけが凝縮していて、わずか4g程度なのに、酒……
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~西明石「ピコ」の夜~
食べ歩き~西明石「ピコ」の夜~ 新ちゃんのお母さんが炊いたという、「鱧の子」は、穏やかなうま味が舌を包んで、しみじみとうまい。 命のつたなさとたくましさが味にあっ……
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屋久島のカラスミ
食べ歩き子供が生まれた時、学生時代に訪れた屋久島群が思い浮かびました。あそこでどうしても子供を育てたい。そう思って移り住んだのです」。 群馬出身の秋本さんは、築地の仲……
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