魚卵 白子
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きれいな脂は、切ない。
食べ歩きそれを舌に乗せると、てれんと舌に横たわり同化するように消えていく。 脂が豊かなのにきれいで、醤油のうま味と丸くなじんで、心を濡らす。 鮪カマの脂のヅケである……
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服部すっぽん
ぷつっ。
食べ歩きぷつっ。 スッポンの卵はかすかに抵抗してつぶれ、命のしずくを舌に滴らせた。 甘い。 いや、甘いという味覚を超えた、抱擁の味わいがある。 舌や上顎を、生命の豊か……
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4時半に店の前を通ったら
食べ歩き4時半に店の前を通ったら、ほろ酔いの親父が店から出てきた。 いい店だなあ。 小倉の「武蔵」は、店構えからして、さあ飲むぞという気にさせられる。 まだ時間は……
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二ヶ月間スペインに戻り勉強したことが
食べ歩き二ヶ月間スペインに戻り勉強したことが、自分の芯を形作った礎を太くし、想いを深くしたのだろう。 銀座に移って再出発した本多シェフの料理は、前にも増してスペイン郷……
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痛風いじめ
食べ歩き痛風いじめ。 佐渡150kgのマグロの赤身は、すり潰したカザフスタンのキャビアの塩気だけをまぶして食べる。 赤身が、キャビアにまみれて、ほくそ笑む。 ……
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キャビアというのは料理人泣かせではないだろうか
食べ歩きキャビアというのは料理人泣かせではないだろうか。 個性が強く、それだけで味が完結しているから、料理のしようがない。 缶ごと出すインパクトには負けてしまう……
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オジサンたちは、お腹いっぱいでも
食べ歩きオジサンたちは、お腹いっぱいでも「フライ」と聞くと、抑制が効かなくなる。見境がなくなる。 この日も絶妙なタイミングで出される小皿料理に、何杯盃を空けたのだろう……
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これはもはや恋である
食べ歩きバターの香りをまとい、カリッと焼けた表皮に、歯が刺さる。 そうでない白き部分は、薄皮などないようにとつぶれて、てろんと舌に甘えてくる。 白子の精髄が、心を溶……
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「痛風関係者閲覧注意」その②
食べ歩き「痛風関係者閲覧注意」その② 「今夜は魚卵攻撃です」。 おそらく、きっと、間違いなく、こんなに多くの魚卵を食べた夜はない。 カラスミ餅スープ〜キャビアと来……
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「痛風関係者危険閲覧注意」その①
食べ歩き「痛風関係者危険閲覧注意」その① 「明日足が痛くなっても、しりまへんで」。 大阪某所で痛風攻めの会は、餅の優しさとカラスミの練れた塩気が出会うスープで、静々……
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