山の卵が海の卵に言う。

食べ歩き ,

「一緒に遊べてよかったね」。山の卵が海の卵に言う。
「よか、よかぁ」。嬉しそうに海の卵は「一緒に遊べてよかったね」。山の卵が海の卵に言う。
「よか、よかぁ」。嬉しそうに海の卵は答える。
命の証である甘みが、手をつなぎあいながら舌に広がり、とろんと喉に落ちていく。
今朝のTKGには、博多「畑瀬」特製の明太子を載せてみた。
もちろん無添加無着色で昆布をたっぷり使った、卵自体のうま味が生きた明太子である。
辛いが、その辛さは卵の甘みを活かすための絶妙な辛さであって、昆布のうま味もまた明太のうま味を持ち上げる量であって、うますぎるという品格のなさを知っている明太子なのである。
そいつを溶いた卵をかけたご飯にのせる。昆布のまたその量に細心の注意をはらいながらのせる。
そして混ぜ混ぜしちゃう。
よくよく混ぜ混ぜしたら、中心にそっと追い明太を乗せてやる。
はは。あとは一気呵成である。脇目も振らず終始無言で掻き込む。
ずるる。ざぶざぶ。
互いの甘みが相乗して、舌を慌てさせる。
そこへ辛味が、ちょいと引き締める。昆布がうま味をほんのり膨らませる。
ああ。ははは。

答える。
命の証である甘みが、手をつなぎあいながら舌に広がり、とろんと喉に落ちていく。
今朝のTKGには、博多「畑瀬」特製の明太子を載せてみた。
もちろん無添加無着色で昆布をたっぷり使った、卵自体のうま味が生きた明太子である。
辛いが、その辛さは卵の甘みを活かすための絶妙な辛さであって、昆布のうま味もまた明太のうま味を持ち上げる量であって、うますぎるという品格のなさを知っている明太子なのである。
そいつを溶いた卵をかけたご飯にのせる。昆布のまたその量に細心の注意をはらいながらのせる。
そして混ぜ混ぜしちゃう。
よくよく混ぜ混ぜしたら、中心にそっと追い明太を乗せてやる。
はは。あとは一気呵成である。脇目も振らず終始無言で掻き込む。
ずるる。ざぶざぶ。
互いの甘みが相乗して、舌を慌てさせる。
そこへ辛味が、ちょいと引き締める。昆布がうま味をほんのり膨らませる。
ああ。ははは。