北陸
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三国「新保屋」
精神を鍛えるそば。
食べ歩き辛いっ。 細平打そばをスズっとたぐると、舌が上顎が、「痛っ」と、叫ぶ。 甘いつけ汁の向こうから、辛味大根おろし汁がやってきては、口の中を殴打する。 その甘み……
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金沢「片折」
内子の艶。
食べ歩きモラトリアムの味がした。 香箱蟹の内子は、外子になる前の未成熟な卵である。 外子やカニ肉にはしっかり火を通し、内子は、やんわりと火を通す。 そのためまだ固ま……
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金沢「片折」
<白き誘惑 その一>
食べ歩き真冬の先付は、源助大根の風呂ふきだった。 輪切りではなく、縦に切られて炊かれている。 置かれた姿のまま、口に運ぶ。 ゆっくりと、慎重に噛む。 大根はつぶ……
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金沢「片折」
片折12/27
★源助大根の風呂吹き。別コラムも参照してください 噛む向きで異なる。 ★出汁 いつもより昆布味出ている ★かのうがにの椀 別コラムも参照してください 昆布……
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金沢「片折」
「引き算の料理」
食べ歩き「引き算の料理」という言い方を、よく見かける。 料理人でもないのに、甚だ恐縮ながら言わせてもらうと、料理に引き算はないように思う。 数多くの料理と出会って来……
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富山「ふじ居」
椀種の主張。
食べ歩き蟹しんじょうのお椀だった。 まずおつゆを一口いただく。 ふくよかでいて澄み切ったうまみが流れ込み、舌の細胞に染み込んでいく。 滋養が喉に流れ、体を温める、 ……
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富山「ふじ居]
血潮の味。
食べ歩きブリの血合の刺身である。 いくら血抜きされているとはいえ、普通刺身では匂いが出て、食べられない。 しかし朝獲ったブリを昼に食べるなら、できる。 想像するような……
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富山「ひまわり食堂」
コリアンダーのパンナコッタ
食べ歩きコリアンダーのパンナコッタ 体の中を爽やかでいて、甘い風が吹き抜けて行く ……
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富山岩瀬「ふじ居」
紅ずわいの力
食べ歩き紅ずわいよりずわい蟹の方が遥かに高価で、珍重される。 でもそれは、人間のわがままではないだろうか。 確かにずわい蟹に比べると、水分量は多く、身入りは少ない。……
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富山「ひまわり食堂」
旅に出る理由
食べ歩き初めて「ひまわり食堂」のカウンターに座った。 「僕が旅に出る理由」、「一生に一度だけの旅」など、カウンターの上には、さまざまな旅の本ががあった。 聞けばシェ……
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