魚介
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愛に満ちた優しさは
食べ歩き愛に満ちた優しさは、静かでありながら、心の底に深い記憶を残す。 真の上海料理は、そんな気配を持って、僕らを魅了した。 「正宗上海料理を作っていただけませ……
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バカガイ3
食べ歩き千葉県青柳村で盛んに獲れたからとも、細長く出た足が柳葉に似ていることから名付けられたとも、諸説ある青柳だが、バカガイのままではかわいそうだったろう。ただでさえ……
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バカガイ2
食べ歩きバカガイなる本名は、口を開けて足を出した様が舌を出しているように見えるから、バカ(凄く)獲れたからなど、様々な説がある。 しかし漁場だった、千葉の旧青……
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バカガイ。
食べ歩き本名はバカガイと不本意ながら、剥けばアオヤギ、柱は小柱、干物はサクラ貝と、粋に呼ばれりゃ幸せだな。 舌(足というか)は、動物の舌のように艶かしく、食べれば……
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熟れてこそ美しく、海深くきれい
食べ歩きどこまでも、「きれい」である。 熟れた塩気とうま味が、舌に流れ、甘い余韻だけを残して消えていく。 一切の雑味もエグミもなく、優しい、澄んだ命の香りだけを……
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艶かしい
食べ歩き艶かしい。 噛めば、しなやかな肉の躍動があって、甘い命がしたたり落ちる。 2キロ以上あるナメタガレイを骨つきのまま炭火焼にし、骨を抜いいて元の形に戻し、……
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海に下ったヤマメは
食べ歩き海に下ったヤマメは、昆虫食から脱して、イワシの稚魚などを食べはじめた頃だろうか。 出始めのサクラマスは、脂という艶をようやくつけはじめた気配を、舌に漂わす。……
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電気を消すと
食べ歩き電気を消すと、小さな小さな青白い光が、灯った。 消えゆくような弱々しい光だが、命の存在を歌う自由がある。 さっと茹で上げ、小鉢に入れた。 熱々の身体……
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14皿の料理に、富山の春が満ちていた
食べ歩きサクラマス、蕪、ホタルイカ、ズワイガニ、富山葱、牡蠣、菜の花、銀杏、熊、コンカイワシ、ゲンゲ、黄かぶら、ブルーベリー、アスパラ、フキノトウ、猪、百合根、オコゼ、……
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篠原裕幸料理長34歳。
食べ歩き焼味は明炉にて、勇気と感を注ぎ込んで焼き上げた者だけに宿る、香ばしさと豊かな肉汁がある、 中でも豚の背脂で挟んだレバーの焼物は、脂の甘みとればーのねちっこい甘……
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