白身魚
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官能
日記三人が、同時に食べた。 無言。しばし無言。 「笑うしかないね」。同席の彼はそういった。 一週間半前の「コートドール」。「銚子産ノドグロの天火焼き」。……
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アラの品格。
食べ歩きアラは強靭だ。 筋肉の繊維が、人間なぞに食べさせるかとばかり引き締まって、ただのデブではない風格と尊厳がある。 淡白ながら荒々しい(駄洒落ではありません)滋味……
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麻布十番
食べ歩き麻布十番「スリオラ」は開店後以来だが、本多シェフは確実に前進している。 「62℃で1分間火を入れた鯖、パセリとにんにくのソース、小玉葱のエスカバリーダ」の、し……
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淡路のでんすけ
食べ歩き淡路のでんすけ(穴子)。煮詰めた玉葱そえ。 穴子は生きていた。歯を入れようとすると押し返し、命の様を弾き返す。 火を入れた穴子の、あのふんわりとした食感はな……
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クエと焼き野菜。
食べ歩きクエと焼き野菜。ピルピルソース添え。 「皮はカリカリで身はしっとり」とよく表すが、そんな次元ではない。 皮は熾火の力によって、クリスピーの限界まで水分を飛ば……
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エイのクールブイヨン煮
食べ歩き「北海道根室直送エイのクールブイヨン煮 シェリー酢ヴィネガー」 1981年5月、斎須さんとベルナールパコーが、「ランブロワジー」を開店させてから、30数年作り……
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寒ブリの真骨頂
食べ歩き寒ブリは、刺身、塩焼き、煮付け、しゃぶしゃぶ、いずれも捨てがたし。 塩焼きで忘れられぬのが、銀座「吉兆」の「寒鰤腹塩焼」。 皮に等間隔で包丁目を入れた氷見の……
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むつ
食べ歩き昔は当たり前のようにあった惣菜が、今はないということがある。 むつの子の煮付けもとんと見なくなった。 もっとも親自体も希少魚になって、割烹でも見かけない。 ……
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鮭児のスープだと言う
食べ歩き鮭児のスープだと言う。 身と骨、皮、内蔵を、すべて煮溶かした鮭児のエキス。 肝の妖艶も骨の太い滋味も、身の清廉も皮の香りも一緒くたになって、舌を包む。 コ……
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12種の野菜のナムルに始まり、
日記12種の野菜のナムルに始まり、白子のチヂミ、クエのチムに鮑のリゾット、朝鮮人参の天ぷらに白エビとキャビアの麺。 高級食材を駆使した韓国料理屋として、予約困難な……
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