果物
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しみじみとうまし
日記三田「桃の木」。 香箱蟹老酒漬け雲丹が抱き合う悦楽に始まり、味付けと火の通しの精妙が光る料理15皿。 鴨の醤油煮のしなやかな火の通し、ツブ貝のスープ……
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三田「桃の木」にて
日記アボカドを、心の底から愛していなかったことに気づいた。 様々な食べ方をして「おいしいね」といったりするのだが、真言ではなかった。 果物のようでいて野菜のよう……
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紅玉の魂
食べ歩き , 日記紅玉の、太く、豊かな甘みと柔らかな酸味が溶け合い、微かな苦味が香る。 そこには、大地の逞しさと太陽の大らかさが確かにあって、舌にねろりとしなだれかかるのだ。 ……
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炬燵と蜜柑。
食べ歩きこたつで食べるみかんは、どうしてあんなにおいしいのだろう。 こたつという温かい幸せが、味を押し上げているのだが、ミカンの冷たさとのギャップも、おいしさに関係し……
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イデミ・スギノのクリスマスケーキ。
食べ歩きイデミ・スギノのクリスマスケーキ。 手前が「フィグ・フィグ」。奥のショコラのケーキが「イリウス」。 フィグ・フィグを一削りして舌にのせると、花が開いた。 ……
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柿の本性。
食べ歩き果物は数あれど、柿ほど謙虚な奴はいない。 どの果物より日本人とのつき合いは長いのに、偉そうではない。 料理になっても慎ましい。 柿なますでは、大根や人参に同調……
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じゅっ。カボス。旬の歳時記
ジュッ。 カボスを焼き立ての秋刀魚にかけると、一瞬秋刀魚がふるえて、「ああ、気持ちがいい」と言う。 特に大分のカボスは、香りがみずみずしい。 夏には、味噌汁を……
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旬の歳時記 酢橘8*10
食べ歩き大阪新地で、細うどん「さかえ」に流れ込む。 菊正冷をやりながら、なににしようか思案する。 よし。ざるうどんを頼もう。 「わさびにしますか。酢橘……
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旬の歳時記 巨峰8-10
日記巨峰は夜が似合う。 甘く酸っぱい持ち味のブドウ種の中で、巨峰のそれは、爽やかさというより、舌の奥に訴えかける不思議があって、夜のミステリーが似合うのだ。様……
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柚子な1日
日記目覚めには、天龍村「柚餅子組合」の柚子ジュース。 朝食は、柚子ともろみ味噌を混ぜた、本田農園の「柚子しょんしょん」を白飯にのせて三膳。 昼食は柚子切りそばか……
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