銀座「ラフィナージュ」

どうしてもいつもエッチなのか？

• 東京,
• 牛,
• フランス料理

この人の焼く肉は、どうしてもいつもエッチなのだろう。 噛むたびに、飲み込むたびに、心の底に眠るなにかを扇情する。 それは新しく取り入れたという炭床で、時間をか……

京都「すし善」

魚が入ってない？

• 白身魚,
• 魚介,
• 京都,
• 赤身魚,
• 卵,
• 甲殻類,
• すし

「ちらし寿司を頼んだのに、魚が入ってないじゃないか」と、嘆いてはいけない。 錦糸卵の下には、ハマチ、マグロ赤身、ヒラメ、タコ、穴子、イカといった具が、所狭しと酢……

四谷「大はら」

真冬の幸せ。

• 果菜,
• 和食,
• 白身魚,
• 東京,
• 葉茎菜,
• 割烹,
• 野菜,
• 根菜,
• ご飯料理,
• 鴨ほか鳥類,
• 魚卵　白子,
• 甲殻類,
• 貝類,
• 海藻,
• しる汁物,
• 和菓子

★穴子のゆりね饅頭。 可憐。きめこやかという言葉はこの料理のためにある。重さと滑らかさ。 ゆりねのあんこのよう　詳しくはFBページにて ★お造り 鯛 ほ……

京都「浜作新本店」

烹という美学。

• 和食,
• 白身魚,
• 魚介,
• 割烹,
• 京都,
• 甲殻類,
• しる汁物

「これならフランス料理や中国料理にも、負けないのではないでしょうか」。 そう森川さんは言われた。 それほどまでに濃い出汁だった。 滋味が、津波のように押し寄せ……

京都「おたぎ」

誠実

• 和食,
• 割烹,
• 根菜,
• 京都,
• 野菜,
• 豆

焼きガニとフグの唐揚げの間に出されたのが、黒豆の白和えだった。 「甘めに炊いてあるので、口休めにどうぞ」と、銀杏のカラスミ和えが添えられる。 フグやカニなどのご……

京都「浜作新本店」

割という名の芸術

• 和食,
• 白身魚,
• 割烹,
• 京都

目の前に鯛のお造りがある。 皮を引いた後がほんのりと銀色がかっているのは、冬の脂が乗った鯛の特徴だという。 恥じらいで頬を染めたような皮下の赤と、白い肉体の対比……

吉祥寺「雲蓉」

これはいけません。

• 東京,
• 中国料理,
• 豚,
• 内臓,
• 乾貨

メニューには、「ナマコと豚レバー醤油煮　肝油海參」とあった。 「なまこと豚レバーを醤油煮にしたものか、面白い取り合わせだな」と思ったのだが、実際現れた皿にはレ……

吉祥寺「雲蓉」

てれんてれん。

• 東京,
• 中国料理,
• 豚,
• 豆,
• 海藻,
• スープ

とろっとろである。 てれんてれんである。 料理名は、豚足と白花豆と昆布のスープ「老媽蹄花」という。 長時間煮込まれた豚足は、箸を入れた瞬間にほろりと崩れ、噛む必……

金沢「片折」

煮物椀三題　その三

• 和食,
• 白身魚,
• 割烹,
• 石川,
• 根菜,
• しる汁物

煮物椀三題　その三 ギシッ。 歯を入れた瞬間、そんな音が響くかのような肉体だった。 今朝獲れたばかりだという、アンコウを焼いて入れたお椀である。 そこには、あん……

大阪「もめん」

煮物椀三題　その二

• 和食,
• 白身魚,
• 大阪,
• 野菜,
• 根菜,
• しる汁物

煮物椀三題　その二 1月のお椀は、雑煮だった。 たいかぶらの雑煮である。 お汁を一口いただく。 いつもより淡い。 鯛の質と大きさからだろうか、鰹節が遠くにいる。……