東京
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「言うに(結う)に言われず、解くに(とくに)解けず」
食べ歩き留椀の前には珍しく、酢の物でなく和物が出された。 「田芹とはりはり大根、とり貝の胡麻和え」である。 鳥貝と大根は、田芹の細さに合わせて同寸に切られ、和えられ……
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無調味、無漂白、無添加
ご飯を掻きこむ、箸が止まらない。 ご飯喚起力の強い料理というのは、大抵しょっぱく味が濃いものである。 しかしこれは違う。 ご飯の上に乗るのは、しらすと……
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米は生きていた。
米は生きていた。 一粒一粒が意思を持って、口の中で舞い踊る。 玉子炒飯なのだが、玉子はまったく視認できない。 玉子は油と一体化し、二千粒の米一粒一粒を均等……
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ミニカツカレー
荒木町「ちゃわんぶ」の締めとして。ミニカツカレーを作ってみた
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アジである。
アジである。 口の中に入れると、酢飯と舞いながら、溶けるように消えていく。 歯はアジの肢体に包まれながらも、繊維などなきかのように滑らかで、品のいい脂を広げ……
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晩冬の鯖
晩冬の鯖ほど色っぽいものはない。 すきやばし次郎にて。……
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〈シリーズ食べる人〉
〈シリーズ食べる人〉 先日ラーメンを食べていたら、中国人の若い女性(話には関係ないが美人)が、パスタを食べるが如く、麺を箸で巻いて食べていた。 赤いマニ……
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プラスチックというのがどうもね
ヴィーガンが来ている。 米澤シェフのレシピ本は、重版され、店も増えているようだ。 パルコの地階にある担々麺の「MENSHO」もヴィーガン担々麺をやられている……
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東京とんかつ会議169 西荻窪「とんかつ けい太」南洲自然豚上ロース膳2400円
とんかつ会議東京とんかつ会議169 西荻窪「とんかつ けい太」南洲自然豚上ロース膳2400円 【肉3衣3油2 ソース2キャベツ3ご飯3味噌汁3お新香2特記 海老フライ……
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椎茸の純
椎茸である。 堂々たる厚みを持った原木椎茸は、揚げられ、余分な水分だけが抜かれ、半分以下の薄さになっていた。 シコッ。 噛めばあのクニュっとし……
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