割烹
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富山東岩瀬「ふじ居」にて
鮑と大きさ。
食べ歩き蒸し鮑というものは、切った大きさが肝要である。 つまり噛んだときに、最大限の美味しさを発揮する大きさとはなにかということではないだろうか。 「黒部の鮑です」。……
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金沢「片折」にて。
海の豊穣が押し寄せる。
食べ歩き漆黒の椀に、豊穣が満ちていた。 その日の出汁は、いつもより少し昆布が強いようだった。 やがてお椀が運ばれる。 「能登鮑と玉子豆腐の椀になります」。 蓋を開ける……
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飯田「柚木元」
茄子のありがたみ。
一皿目は、生のナスだった。 切って、山塩をかけただけである。 1時間ほど前にもいだばかりのナスだという。 噛もうとすると、ふわりと歯が包まれる。 皮はないが……
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神宮前「樋口」
東京で鯛を食べる。
食べ歩き「樋口」で驚いたのが、鯛のお造りだった。 食べればもっちりと歯に舌にからんでくる。 この感覚は、そうそうない。 弾力のある身を噛んでいくと、品のある甘みがあり……
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「お惣菜しん やぁ』
「お惣菜しん やぁ』
食べ歩き「鰯の梅煮初めて作りました」。 意外である。 だが一流料理人の作るものは、調和があって、しみじみ美味しい。 今虎ノ門ポップアップで「乃木坂しん」が特別に出店中……
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四谷荒木町 たまるにて。
ちょっと食べてみるかい?
食べ歩き「昆布もカツオも使ってない。穴子の出汁だけ。うまいでしょ?」 茄子を炭床に突っ込んで、真っ黒焦げに焼き、皮を剥く。 穴子出汁に入れる。 椀妻も吸い口もない。……
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神宮前「樋口」にて
食べ歩き杏仁豆腐の黒蜜ときなこがけ。黒蜜ときなこの量、杏仁豆腐の甘さが精妙に計算されているしかも杏仁豆腐の香りが、中国料理店顔負けに高い。 これが合う。中国美人が和装……
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北海道栗山町「味道広路」にて
割烹の甘味という意味。
食べ歩きデザートを作ってもこの人は天才である。アカシアのハチミツと牛乳のシャーベット。上はニセアカシアの花ミルキーさが口に広がって、後からアカシア蜂蜜の濃密な甘みがや……
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水無月.
食べ歩き「半年間無事に過ごせました。これから迎える厳しいんつも無事に過ごせますように」。 6・30日までは、各お店で夏越しの払いで出される、水無月。 隣はフルーツ……
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京都「二条 みなみ」
いも たこ なんきん。
食べ歩き小芋は、固すぎず、柔らかすぎず、歯を入れると、すうっと吸い込まれる。 出汁を含んでいるが、芋の味を超えていない。 蛸は、自らの滋味を膨らまし、柔らかく炊かれ……
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