和食
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こんなエロい魚料理を
食べ歩きこんなエロい魚料理を作る人を、他に知らない。 “エロい”とは、すなわち魚にまだ命の芯が灯っていることを言う だから口に運ぶと、「わたしを噛んで、味わって、匂……
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アマガレイは一筋縄ではいかない
食べ歩きアマガレイは一筋縄ではいかない。 ゆっくりと噛むと、ほの甘い香りがゆっくりと流れ出すが、それから彼女は素顔を見せ始める。 どこまでも毅然として、キリッと気取って……
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銀座「きく」
アジフライ
食べ歩きかつて僕は、アジフライを小馬鹿にしていた。魚フライ仲間では、エビフライほどご馳走感がなく、白身魚ほどには、品が足りない。 ご飯喚起力も弱く、肴としてもインパク……
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1954年、小田原でひっそりと、店が開いた。
食べ歩き街灯テレビの中で、力道山の空手チョップが炸裂し、昭和の熱狂が始まろうとしていた1954年、その店は小田原の駅前で、ひっそりと店を開けた。 「杵吉」という店名は……
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「食べ歩いて羨ましい」
食べ歩き「食べ歩いて羨ましい」。よくそう言われる。 その通りである。でも一方では闘いでもある。 未知の店や食材や人に出会い、なぜ美味しいかを考えながら頭の中で整理記……
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鯖の味噌煮
食べ歩き , 寄稿記事出来るなら鯖の味噌煮は、独り占めして食べたい。 脂が乗った鯖の滋味と味噌の甘辛さが抱き合った味で、猛然とご飯を掻き込む時も、ゆっくりとぬる燗をやる時も、一……
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野菜料理を求めて
食べ歩き東京で高級食材を使った和食が続くと、心が空白になって、無性に京都や大阪が恋しくなる。 新幹線に乗って関西に向かう。そして数々の野菜料理に触れ、自分の舌の基……
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あるところ
食べ歩き『あるところ」は、唐津から遠く離れた場所にある。 表札を横目に、砂利と石の小道を上がっていくと、130年の民家を改築した店がある。 白暖簾が風にそよいでいる……
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雨に煙る棚田を見下ろしながら
食べ歩き雨に煙る棚田を見下ろしながら、地元農家の奥様が作った朝ごはんを食べる。 朝どれ野菜に自家製奈良漬け、キュウリとワカメの酢の物。 ほうれん草白和えにピーマン炒……
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今日のわたしはどう
食べ歩き「今日のわたしはどう?」 コチはちょいと得意げだった。 いつもは薄造りにされて、噛みしめ噛みしめゆくうちに、味がにじみ出る淡き奴。 一見品があるようだが……
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