中国料理
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どこまでも澄み渡りながら、奥底が見えない
食べ歩きどこまでも澄み渡りながら、奥底が見えない。 たっぷりのつぶ貝を使い、フカヒレと最上級の陳皮を加えた蒸しスープは、一切の塩がされていない。 だが滋味深いと……
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それは確かな意識があった
食べ歩きそれは確かな意識があった。 とうの昔に成仏されて、干され、遠方まで運ばれ調理されたというのに、人間を焦らす意識があった。 食べるとねちっと歯が包まれ、噛……
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篠原裕幸料理長34歳。
食べ歩き焼味は明炉にて、勇気と感を注ぎ込んで焼き上げた者だけに宿る、香ばしさと豊かな肉汁がある、 中でも豚の背脂で挟んだレバーの焼物は、脂の甘みとればーのねちっこい甘……
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鍋の中が輝いている
食べ歩き「できたよ」。趙楊さんが鍋の蓋を取った瞬間に、目が眩んだ。 鍋の中が輝いている。 いや実際は輝いてはいないのだが、きらめく光が解き放たれて、空間に拡散し……
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搾菜湯麺が運ばれてきた
食べ歩き搾菜湯麺が運ばれてきた。 スープを一口。ザーサイの酸味が塩味のスープに溶けて、馴染んでいる。 予測通りの味に一安心。 筍と豚肉、ザーサイを一緒に食べれば、……
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香港「生記海鮮酒家」の料理は、あたりがいい
食べ歩き香港「生記海鮮酒家」の料理は、あたりがいい。 どれも味が柔らかく着地していて、食材の味わいが生き生きと迫ってくる。 塩がふわりと染み入った鶏は、滋味が優……
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西麻布「香宮」
酢豚を食べて、中国料理の明るい未来を語ろう
食べ歩き豚好きの僕にとって酢豚は、燃えるおかずである。 酢豚といっても、昔ながらの白酢や赤酢を使った、パイナップルや野菜入りの酢豚と、豚肉だけの黒酢の酢豚があって、東……
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街の中華としての格
食べ歩き赤坂「珉珉」は、街の中華としての格を守っている。 気取らず、庶民的な値段で提供し、料理は素早く運ばれ、こだわりなどという野暮な言葉は使わず、丁寧な仕事を自慢も……
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今年出会った「麺」ベスト6
食べ歩き今年出会った「麺」ベスト6花選(パスタと中国料理店のぞく) 順不同 名古屋「ミッソーニ」の「味噌煮込みうどん」もちろん最後は卵でね 京都「鳳泉」の「焼きそ……
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腐乳はしたたか。
食べ歩きしたたかな腐乳が、からし菜に問いかける。 練れたうま味といやらしい香りをからめながら、もっと一緒に高みの登りたいと、問いかける。 シャキッと凛々しい音を立て……
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