おいしい日記
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美しき宮保鶏丁 大塚「花重」
食べ歩き「宮保(ゴンバオ)」という名がつく四川料理がある。 清時代の四川総督の名前に由来し、代表作が「宮保鶏丁(ゴンバオ ジーディン)」になる。 まあ簡単に言っ……
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鮑という主役。 新富町「富味座」
食べ歩き鮑が、目の前で悶えている。 肉体をよじらせ、見えないなにかを求めて、うごめく。 殻から外された鮑は、串を打たれ、炭火で焼かれ始めた。 店内に、香ばしい……
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エノキという主役。 東銀座「トワヴィサージュ」
食べ歩きいまだかって、フランス料理店の主役に、エノキが躍り出たことはない。 いや、日本料理店やイタリア料理店、中国料理店でも、エノキを主役にした料理には、出会った……
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〈立ち食いそば屋で出会った、初めての5つ〉 小伝馬町 田そば
食べ歩き〈立ち食いそば屋で出会った、初めての5つ〉 1.箸置きに箸が置かれたのは、初めてである。 2.塗りのお盆で出されたのも、初めてである。 3.さらに言えば、……
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「アジの椀物」と「イトヨリの椀物」 焼津「温石」 静岡「日本料理 FUJI」
食べ歩き焼津と静岡で、衝撃的なお椀に出会った。 一つは「アジの椀物」である。 アジは普通椀物には仕立てない。 加熱すると血合いの臭みが、つゆの清らかさを邪魔す……
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焼き名人 「香港焼味酒家」
食べ歩き焼き名人である。 御年80歳近くになる焼き名人である。 広東料理の華である焼味の焼師として、香港時代より50年以上、日本に来て約40年、名人梁さんが、今夜ま……
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茶漬道楽。 辻留
食べ歩き北大路魯山人は、相当お茶漬けが好きだったらしい。 以前鎌倉の魯山人宅に約一年間料理人として務めた、「辻留」三代目の辻義一さんにお話を聞いたことがある。 「茶……
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三不粘
食べ歩きまるで黄色いスライムである。 箸でつまんで持ち上げると、つつぅと伸びて、粘りの根性を見せる。 そのまま口に入れると、ポタリと舌に落ち、甘やかな香りと優しい甘……
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あつあつリ・カーリカが家にやってきた。
食べ歩きあつあつリ・カーリカが家にやってきた。 あの堤シェフ得意のピチがやってきた。 冷凍のままやってきた。 発酵青唐辛子とトマトソースにバターによる「アラビアー……
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味ぽんボナーラと、トマトソースのパッパルデッレ。
食べ歩き味ぽんの味は、完成されておりかつうますぎるので、調味料として使うと、全て同じになってしまう。 そんな常識を変えたのが、この二つのパスタである。 左味ぽんボナ……
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