食べ歩き
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元赤坂「辻留」
鰆と永楽。
食べ歩き永楽の緑交趾皿に、魚が座っている。 鰆の祐庵焼きである。 江戸時代の茶人、北村祐庵(堅田幽庵)が考案したという料理で、魚を幽庵地に漬けて焼く料理である。 お……
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立石「三平」
老舗格、三平に行く。
食べ歩き焼きトンのメッカ立石も、再開発や老齢化で次々と店がなくなり、今は「宇ち多」の賑わいを残すのみとなってしまった。 しかし、再開発が進む北口には、68年やられてい……
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三田「コートドール」
至純。
食べ歩き「きれい」。 一口食べた友人が、思わず囁いた。 「鹿とフォアグラのテリーヌ」である。 鹿肉と「きれい」は、結びつかないように思う。 だがそのテリーヌは、鹿の鉄……
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朝食フルスロットル。
食べ歩き自分も70を過ぎて、ヤキがまわったなあと思う。 若い頃なら、間違いなく全種目制覇をしていただろう。 ご飯と味噌汁に麺料理、パン類も言っていただろう。 しかし、……
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ステーキエロい。
食べ歩き「うっ」。 一噛みした瞬間に、思わず嗚咽を漏らした。 近江牛のステーキである。 キュイソンも完璧で、芯は熱々に保たれ、猛々しい肉汁がゆっくりと現れる。 しか……
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茶粥。
食べ歩き朝食はほうじ茶の茶粥。 まず米を一粒ずつ、各仏様にお供えするような心持ちで、六回いただき、経を唱えてからいただく。 添えられるのは、たたき梅干しと海苔。 舌が……
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神田「まつや 」
この店で蕎麦を食べなかったのは初めてである。
食べ歩き退院してやりたいことの一つが、「まつや」に行くことだった。 お茶の水の病院の帰りに直行する。 座るなりメニューも見ずに、「キリンの小瓶と板わさ、葉わさび」くだ……
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麻布台ヒルズ「デプスブリアンツァ」
1月の無茶振り。
食べ歩きブリの分厚いカルパッチョ、かぶら蒸し、カリフラワーのスープ、タラと根菜のごった煮、タルトゥーボのグラタン、鴨とせりの鍋、ごぼうと蓮根のリゾット、アメリカンド……
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16日ぶりの酒。
食べ歩きタベアルキストになってから初めてであった。 16日ぶりの外食である。 ついでに16日ぶりの飲酒もした。 普通こういうことはゆっくり、ゆっくり始めるものだが、メ……
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三田コートドール
極みの一点。
食べ歩きこれ以上燻製したら、僕の香りは消えちゃうよ。 これ以上炙ったら、僕の水分は抜けちゃうよ。 シェフはもちろんわきまえている。 香りも水分も承知して、その手前、ギ……
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