<白きご飯の伴侶>京都篇

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<白きご飯の伴侶>京都篇
1、 塩漬け豚バラ肉をご飯と一緒に炊いて、その蒸し塩豚肉にタレをまぶして乗せ、キンカンを塩漬けにしたものを乗せ、キンカンをつぶしご飯と混ぜてから塩豚と一緒に掻きこむ。昇天。「田舎の大鵬」
2、 走る豚の生姜焼き。締まった豚脂の食感と肉汁に見ながら噛む喜びがある豚肉、そして味は濃いのだが丸い味の生姜焼きソースをご飯に乗せて掻きこむ。笑い止まりません。「洋食おがた」にて。
3、 出汁の品格に満ちただし巻き卵と一口飲むたびに充足のため息がもれる白味噌椀、そぢて極めて質の高いお新香という、日本人が産んだ誠実な三者を交互にいただきながら、甘く香るご飯をいただく。ここに幸せ満ちる。「浜作」にて。
4、 メザシを焼いてもらい、その塩気を受け止め、ベーコンエッグに醤油をかけ、ご飯をワシワシと掻きこむ。市内の某居酒屋での特別定食。これ毎朝食べたいと、切実に思う。
5、 太刀魚をふんわりと煮つけ、その煮汁をたっぷりかけたやつを、ご飯に乗せて。甘辛い煮汁から現れる、太刀魚の品の良い甘さに涙しながら猛然とご飯を食べる。太刀魚はよくよく崩すとなおさらうまく、極楽の味わい。「食堂みやざき』にて。