大阪天満橋「グシテ」

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大阪天満橋「グシテ」
シェフ一人で12席を回すイタリアンである。
シェフは、お客さんと会話を交わしながらも、待たせることなく、数多くのワインを説明しながら、スムーズに運んで行く。
計11皿。オーソドーックスな郷土料理を土台にしながら、独自のアイデアが随所で光る。自由でいて感性のしなやかさが、我々を楽しくする。
ジュラの微発泡
スロベニアのオレンジワイン
1締め鯖のブルスケッタ 鯖の締め方がエロい。サルサヴェルデ酸味の度合いがピタリ。
ローヌのロゼ。ヴィオニエとシャルドネ。濃い。
2淡路島イカスミのライスコロッケ 旨味が詰まっている。
シチリアの軽い赤。
3米ナスのペペロナータのカポナータ、
くったりとなったナスとパプリカの旨味
ピエモンテ白 トレヴィアーノ
4ピエモンテ 仔牛のタン、サラダ トンナート風ラヴィゴットソース
ヴェネトの白ガルガーネガ
5イワシのヴェネト 風 いわゆる松の実、炒め玉ねぎ、レーズン、南蛮漬け。しみじみとうまい。
ジュラ白 シャルドネとサヴァニャン
6白アスパラにタルタルソース。
ホロにがみ、ミネラルのたくましさ
ローヌのユニブラン トッレビアーノ コニャックやカルトバスの原料などになるぶどう
7ウサギのサラダ 水ナス ルッコラ
ロワールのピノドニス 鰹節の出汁のような旨味
8魚のスープ。鱧のフリット。オリーブ油 アイオリ
魚のスープが深い。
ロワールのシュナンブラン
9茹で蛸、ソテーカッチョカバロがけ。
オーブン焼き レモンと胡椒、シチリアブロンテ村
の生カシューナッツ
ローヌのグルッシユ、メルロー
10
仔羊の肩肉ロティ。
堂々たるおいしさ
11ジロールのタヤリン
香りと食感が楽しい。タヤリン自体が素晴らしい
店名は、古文単語の【具す】を表し 連れ添う、一緒に行く、縁ができるの意味があり、“あまた具して~たくさんのご縁に恵まれる、。という意味を込めてつけられたのだという