「まさか」が重なると,もう笑うしかない。
まさか,目の前の料理が麻婆茄子とは信じられない。
まさか、麻婆茄子が冷たくなって出てくるとは、想像もしていない。
まさか、麻婆茄子が一皿目に,前菜としてだされるなんて、思っても見ない。
まさか、麻婆茄子シチリア 風なんて呼んでいるなんて、信じられない。
無茶振りのしがいがあった。
醤を使わす、ンドィヤと青唐辛子でうまみと辛味を作ったのだという。
シャープな辛みが、茄子の甘みをうきぼりにし、発酵の旨みが,味を深くする。
もし何も言われず、だされたら、シチリアの郷土料理だと信じるだろう。
四川で生まれた麻婆茄子も、さまかイタリア料理になるとは,夢にも思っていなかつたろう。
麻布台ヒルズ「ブリアンツァ」にて
