昨夜鳥羽で食べた、酒の肴ベスト3(写真は一位から)
3位 かつおの血合いのたたき
普通は捨てる血合いを、ニンニクと赤みそで叩いた。血合いだけのなめろう。もう濃ゆい鉄分が、口の中を席巻する。日本のブーダンノワールである。
2位あわ子
イサキの真子と白子。イサキの白子は果実のような甘い香りを漂わせながら、鱈やフグのそれより艶かしく、精の本質を漂わせる。甘い香りでだましながら子をはらませようてえ算段だが、食べると誰もが陥落する。
1位 焼きウニ
海女を引退した80数歳のおばあちゃんが作る。ガゼウ二をウニの殻にこれでもか盛り上げて詰め、焙烙で焼きあげる。詰め方が芸術品である。食べればウニの雑味が一切なく、澄んだウニのうま味だけがどどうっと押し寄せては消えていく。これで燗酒をやった日には、ああ、ああ・・
昨夜鳥羽で食べた
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