夏が湧き立っている 2013.08.01 食べ歩き , 東京 , フランス料理 , 貝類 , 穀物 Tweet 夏が湧き立っている。 低温でポシェされた厚岸の牡蠣が、つるんと口に滑り込むと、甘いエキスを舌に広げ喉に落ちていく。 微かな牡蠣のエグミを感じた刹那、ソースに混ぜたコリアンダーの香りと共鳴して、夏が爆発する。 そこへとうもろこしの甘い夏の思い出が寄り添い、小さな皿の上の出来事は、心の中の郷愁とつながっていく。 八丁堀「シックアプッテートル」の一皿。