昨夜は煮込みはなかった。豆料理もなかった。
だがこの人が作ったらきっと美味しいだろうなあという予感があった。
料理を作るときの眼光は鋭く、話し難い雰囲気があるが、一旦厨房を離れると穏やかな目つきになる。
その料理も派手さはないが、それ以上の誠実があって、舌にしみじみと効いて来る。
近所に住む人が羨ましい。
★焼き茄子のスープ ふり柚子
オリーブオイル アンチョビ ホンビノスの出汁
焼きなすの甘みと香りを生かすギリギリの旨味や塩気、そしてふり柚子のセンス。
あっちゃんこれいい。
★熊本カンパチのサラダ カブ ハーブサラダ パセリソース
魚醤のいやらしさとハーブの香りがカンパチの旨味に、素直にしなだれる。
カンパチの厚さがこれ以上でも以下でもない暑さに切られ、薄切りカブの淡さとバランスが見事。
★真鯛とグリーオリーブのスパゲッティ
皿から次々と湧き上がって来るような海の旨みの凝縮感とグリーンオリーブの香りの調和。酸味、渋味、トマトの甘味
ああうまい。
★あさりと枝豆のリゾット あさつき
FB参照
★岩手ホロホロ鳥のインボルティーニ
肝類を詰めたホロホロ鳥と菊芋のピュレとポルチーニ
肝の甘みが、菊芋の優しい甘みと香り、きのこの香りと呼び合う。
ニンニクチップアクセント
★ブルベリーのタルト バニラのジェラート