~串カツの頂〜

• 果菜,
• 牛,
• 葉茎菜,
• 魚介,
• 豚,
• 兵庫,
• 根菜,
• 野菜,
• 鶏,
• 豆,
• 揚げ物

~串カツの頂〜 なんておいしんやろ。 何度呟いたことか。 噛んだ瞬間、顔が崩れ、唸り、身体の力が抜ける。 自分の串カツ史上、最高峰の串カツである。 軽……

鮑の真実を知らなかった

• 鳥取,
• ご飯料理,
• 貝類

鮑の真実を知らなかった。 今まで散々鮑を食べてきたが、真味は食べていなかったのかもしれない。 一口齧ると、あまりにもあっけない。 磯の匂いはなく、甘みも感……

〜海の甘露〜

• 白身魚,
• 鳥取,
• 甲殻類,
• 貝類,
• 海藻

〜海の甘露〜 ①サザエには三つの魅力がある。 一つは上部のコリッとした肉。いやこのサザエのそれは、コリッとではない。 そこまでは硬くなく、シコッとした食感……

~これ以上おいしい干し魚に出会えるのだろうか~

• 鳥取,
• 白身魚,
• 干し魚

~これ以上おいしい干し魚に出会えるのだろうか~ 干されているのに、まだ命の気配がある。 吟味したイテガレイに塩をし、天日にさらす。 尻尾からつり下げられた……

アオリイカとマコガレイである

• 白身魚,
• 東京,
• 割烹,
• 甲殻類

アオリイカとマコガレイである。 しかしアオリイカは、こんなアオリが生息していたのかと思うほど大きく、マコガレイは見たことのないような飴色に身を染めている。 ……

あえかなり

• 果菜,
• 東京,
• フランス料理

  あえかなり。 口に入れると、淡雪となった。 喉に落ちる刹那、赤ピーマンは香りをくゆらせながら、消えていく。 パリでこの料理が誕生して４０年……

うちは一番高いものが

• 福岡,
• 和食,
• 博多,
• 魚介,
• 九州

「うちは一番高いものが、一番得だよ。高い魚だからって高い値段付けるわけにいかないからね」。という親父のl言葉に従って「本アラの煮つけ」。 もう、身が爆ぜて、ぷ……

〜夏よありがとう〜

• 果菜,
• 東京,
• フランス料理,
• 野菜

細部まで神経を巡らせながら、味わいがダイナミックに迫ってくる。 いや明確な料理の理想へ近づけるよう、細部を構築してこそ、味わいのダイナミズムは……

不純を削ぎ落し

• 東京,
• フランス料理,
• 根菜,
• 鴨ほか鳥類,
• スープ

不純を削ぎ落し、落とし落とした結晶がある。 純真を磨き、磨き磨いて、たどり着いた誠実がある。 ナイフのように鋭利で、赤ちゃんの頬のように柔らかい。 宇宙船……

夏は私で。

• 東京,
• イカ,
• てんぷら

夏になると、アオリイカがおいしくなってくる。 糸造りを口に運べば、コリッと音が響くよう。歯はむちっと厚い身に包まれて、噛むごとに甘いエキスが流れ出す。 薄造り……