日本美食の旅
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シベリアから飛来した滋養と脂。
食べ歩きモロコに続いて野菜を焼く。 「さっきの火では、葱焼けないからね」。 固くしまったネギが甘い。 「さあ、前菜は終わり」</と 出されたのが鴨。 ……
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<油道5>丸腸味噌だれ焼き
食べ歩き , 寄稿記事鉄板の上で、丸腸が踊っている。 身をよじり、小刻みに震えながら、リズムを刻んでいる。 時折テコで抑えられると、「キュー」と声を上げる。 それは……
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天一と略しちゃう人は
日記電車の中で「昨日『てんいち』に行ってさあ」と話している。 何のことかと思えば、天下一品の略らしい。 だが。 天一と略しちゃう人は、 残された「下……
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カプチノのミートソース
食べ歩き茹で上げたスパゲッテイにミートソースをかける。 これが日本のミートソーススパゲッテイであるが、素スパに自分でミートソースをかけるのはここカプリのだけだろう……
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<油道3>油スパ
食べ歩き , 寄稿記事男前だ。潔い。 なにがって、料理の名前である。 一言「ガーリックオイル」ですから。 油愛好者を、これ以上刺激する料理名はない。 パスタの……
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<油道2> 三河屋
食べ歩き , 寄稿記事みんな油が好きなのさ。 その証拠に、西麻布はうまいランチの店が多いけど、行列は、この店だけにできている。 「三河屋」の前身は、肉屋さん。 いた……
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頭寒体熱。
食べ歩き「冷たいカレー」は、悲しい。 波打ち際に打ち上げられた廃材のように、役目を終えたわびしさがある。 「冷たいカレー」は、むなしい。 かなうことのない片思……
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「麺くい処 愛知」の渋み
食べ歩き立ちそばシリーズ。 朝7時。亀戸駅に向かうサラリーマンの群れが、慌しく通り抜ける脇の路地に、「麺くい処 愛知」は、ひっそりと佇んでいた。 店では、ご主人が一……
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メバル讃歌3
食べ歩きご飯との相性もさることながら、メバルは西洋料理でも活躍する。 中でもよく用いられるのがポワレであろう。 三田の「コートドール」に登場するのは冬で、カリリと焼き……
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メバル讃歌2
前号より メバル料理の王者といわば、やはり煮付けである。 この時期、代々木の「正一」に出かけると、コースの最後にメバルの煮付けが登場する。 大皿に盛られたメバ……
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