日本美食の旅
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自由が丘 mondo
野生という繊細。
食べ歩き本能の赴くまま、広大な草原を闊歩して、好きな時に好きなだけ、好きなものを食べて生き抜いたジビーフは、その名前からして粗野で野蛮そうである。 肉も荒……
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京都「仁修楼」
春の炒飯。
食べ歩き★春天炒香苗 春の炒飯。筍、絹さや、桜エビ、一旦油通しした干し貝柱。 口に運ぶと、ハラハラと米が舞って、様々な春の香りが、立ち上がる。 桜海老の香りがまず立っ……
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山形「出羽屋」
山の清輝。
食べ歩き一番の驚きは、フキノトウの天ぷらだった。 今まで幾度も」、フキノトウの天ぷらはいただいている。 それだけに、違いに驚いたのである。 サクっ。 軽やかに揚げら……
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名古屋「ボッテゴン」
あさりと麺の関係。
食べ歩き「ボンゴレは、麺が見えてはいけません」。 そういうオーナーの意向の元に生まれた、地元産の大型あさりによる、美しいボンゴレである。 ひとつ身を外し、その貝殻を使……
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小川はな
<濡れた味>
食べ歩き<濡れた味> 濡れた味に惚れている。 それはどんな味かというと、液体に漬かった魚や肉、ソースがたっぷりとかけられた料理、というわけではない。 例えば「ニシンの……
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京都「仁修楼」
鴨のすべてを食べ尽くす。
食べ歩き一度解体したものを、ベストな状態にして、再び集約させる。 鴨料理は、そんなフランス料理のような哲学で、供された。 京都の七谷鴨に詰め物をし、味噌を塗って、特……
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トゥーランドット臥龍居
奇怪な姿から優しき味へ。
食べ歩きエイリアンのミイラではありません 干し鱈である。 北海道は稚内で一軒でしか作られていない真鯛の寒干しで、 塩も使わずに寒干しした鱈は、伝統的な保存食の一つだ……
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鶴岡「いな船」
しょっぱいという正義。
食べ歩き「いいんですか? 血圧上がりますよ。ふふふ」。 塩引鮭を頼んだら、女将がそう言って、笑う。 「はい。承知です」と、胸を張って頼む。 やがて運んでくると、 「は……
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駅弁における箸問題。
食べ歩き「せっかく東京駅に来たんだから、シウマイ弁当買って帰ろうぜ」 東京駅を歩いていたらこんな、20代カップルの会話が聞こえてきた。 女子無言。 「なにお前、シウ……
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新発田「鮨登喜和」
初黒。
食べ歩きまた一つ。 生まれて初めて食べる食材に出会った。 黒穴子である。 普段食べる穴子は真穴子で、黒穴子は、青森から台湾までに生息し、真穴子より味が落ちるとされて……
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