宿
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黒ムツに色気が忍び寄っている
食べ歩きただ焼くと少し野暮ったい黒ムツに、色気が忍び寄っていた。 「ヴィラ・サントリーニ」若き井原尚徳シェフの料理である。 食べればしっとりとして、身が舌に吸い付く……
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雨が近づいてくる音
日記「遠くから、雨が近づいてくる音が聞こえるんです」。 支配人が言った。 なんのことかと思ったが、東京で聞こえているのは、雨の音ではなかったのかもしれない、と思……
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誰もいない海。
日記誰もいない海。二人の愛を確かめたくって〜♫ 今はもう秋 誰もいない海♬ コンドイ浜@竹富島 ……
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「あんたいくつダァ」
日記「あんたいくつダァ」 「63です」 「おらあ、63の時は、毎日5回やってた。ガハハハ」。 89歳になる前本隆一さんは、そういって豪快に笑った。 彼は、竹……
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自然と非情。
食べ歩き仕事で人里離れた土佐山に泊まらさせていただいている。 テレビも時計もない部屋は、日々の生活や仕事を忘却の彼方へと追いやる。 それは、ただただ自然に溶け込んで……
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土佐山の清澄で脳と胃袋を清める
食べ歩き土佐山の清澄な空気と緑香に、清流の音色が響く。 ここは高知市内から車で30分ほど走った、山の奥である。 緑が生い茂る。清流がほとばしる。 高知……
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アルバから車で15分
食べ歩きぶどう畑を見下ろす丘の上に店はある。 朝食は、オレンジ色に雲を染める朝日と、輝く白き山々を遠くにながめながら始まった。 焼きたての甘いブリオッシュ、地元のバター……
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のったりと
食べ歩きのったりと、のったりと流れゆく川のせせらぎが聞こえ来る。 時折小鳥が、気まぐれな歌を囁く。 木々は、登った太陽に向かって、体を開き始める。 ここにはそれ以……
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鹿教湯の花
日記湯けむりにしとしと舞い散る 鹿教湯の花
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世にゼータクなものはたくさんあるが
食べ歩き松茸にふぐ、トリュフにキャビア、フカヒレにツバメの巣。 世にゼータクなものはたくさんあるが、ズワイガニほど、食べて後ろめたくなるものはない。 おかーさん、娘……
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