魚介
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赤坂「辻留」
凛としてゆるぎない。
食べ歩き , ポエムはちきれんばかりの身を張り詰めて、 まながつおは、凛としてゆるぎない。 箸を入れれば、ほろりと崩れ、 一片に溢るる甘みが、口の中で花開く。 みなぎる命いただき……
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蟹 銀
食べ歩き新橋烏森口より七分、飲食街のはずれに店はある。アイヌの魔除け柱が門柱がわり。店内はアイヌ彫りの衝立などを配した郷土色あふれる内装だ。 突き出しのいくら醤油漬を……
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代官山 ラ・フォルナーチェ 閉店
釜という伊酒屋。
ラ・フォルナーチェ 階段を降りていくと、小体な空間。 厨房に向いた四席のカウンターと背を向けた三席のカウンター。 厨房を切りもるは、二人の男性。 「面倒くさい……
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蟹大根鍋
食べ歩き浅草に「牧野」という店あり。 「いやだあ牧元さんたら、うちはふぐ屋で蟹鍋の店じゃないんだから。あまり人に言わないで」 と、女将さんは言うが、いいなが……
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干し鮑
食べ歩き「干し鮑よりも、すし屋さんの蒸し鮑のほうを僕は評価するな」。 先輩のぐーるめから言われて、いっそう食べたくなった。 薄切りは食べ……
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京都「あじ花」
味はなあ。
食べ歩き京都に行くと、南座の裏へと足を運ぶ。 路地にぽつんと灯りがともる。 屋号は「あじ花」という。 お客はたいてい地元の客で、それも数々の割烹に行き倒したようなつわ……
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み さ き や
食べ歩き日本人ほどまぐろが好きな国民はいない。だがその大半は生食であり、この店に訪れる客ほど、多様な魅力を知ってはいないのでなかろうか。 例えば、ゼラチン質に富むしっ……
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すっぽん さ く ま
食べ歩き赤坂の閑静な裏路地に佇む、堂々たる日本家屋。風格漂う門を潜り、女将に出迎えられ、時が染み込んだ座敷へと案内される。 すっぽん専門で 年。座敷に落ち着き、突き……
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唐 井 筒
食べ歩きビルの地階、白地にすっぽんの絵を染め抜いたのれんをさりげなく出す。 初めて訪れるなら、すっぽん一匹コース(2〜3人前)をぜひ。初めにリンゴジュース割りの生き血、……
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韓灯。
食べ歩き甘味は危険である。 人間の本能に直結したうまみだけに、無いと物足りないし、加減を間違うと、食材や料理の長所を消してしまう。 韓国料理と付き合って三十……
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