魚介
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鰻五題 2うな前の話をしようと思う。
日記鰻屋の肴といえば、うざく、う巻き、肝焼きが定番。蒲焼きは待つのに、うざくとう巻きはすぐ出るのはなぜ? という質問があった。 大抵の店は一匹半分のせるうな重……
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鰻五題 1旨い江戸前鰻は何が違うの?
日記「江戸前」の語源は鰻にある。 江戸の前で獲れた鰻を指し、以外で獲れる鰻を「旅鰻」と区別した。 しかしここでは、背開きに割き、素焼きして蒸し、タレをつ……
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恵比寿「ルコック」
食べ歩き恵比寿「ルコック」。 ガスパチョは、熟れた果実のように濃密で、はちきれんばかりのうまさが胸を突く。 一口すくい、舌に広がるたびに、やがて来る初夏への恋慕……
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最初の一口は
食べ歩き最初の一口は、少し昆布を感じた。 しかしあいなめを突き崩し、食べたらどうだろう。 あいなめの甘味とつゆが滑らかに抱き合い、海の豊饒を誇りだす。 滋味……
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丘の上で、夕日が沈む海を見ていた
食べ歩き丘の上で、夕日が沈む海を見ていた。 ホタルイカは、自らの命を誇るかのように、煮こまれてもなおふっくらと身を膨らませている。 そっと口に含めば、小さな身に詰ま……
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赤坂「溜池山王聘珍樓」
炒飯の雄1 溜池山王聘珍樓
食べ歩き山王パークタワー27階。眼下に広がる光景を見ながら、優雅に食事ができるレストラン。メニューに載る炒飯は12種類。 叉焼と芝エビが入った、基本の「廣州炒飯」15……
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名古屋「得仙」
食べ歩き名古屋「得仙」は、ある女流作家が、「予約している人が、ご不幸にならない限り席が空かない」という、一年中の予約が埋まってしまっている、アンコウ鍋の店。 すこし……
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歯は打ち震えた
食べ歩き歯は打ち震えた。 生でもない、加熱されすぎてもいない、不思議なオマールに歯が入った瞬間、噛むという本能の喜びの中に、エロスを見たからだ。 ロティされたオ……
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ずわい蟹は、アボカドにくるまれて幸せそうだった
食べ歩きずわい蟹は、アボカドにくるまれて幸せそうだった。 アボカドの個性が出過ぎないように、果肉のコクがそっと蟹を持ち上げるように、精妙に計算された薄さで、蟹を包む……
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「たいしたことないじゃん」
食べ歩き「たいしたことないじゃん」。 恐る恐る口にして、素直にそう思った。 以前、ソウルでの経験が、強烈であったがためにそう考えたらしい。 しかし甘かった。 1……
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