魚介
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荻窪「北京遊膳」
失われつつある名工の技
もし「北京遊膳」が無くなったら、もう日本では食べることが叶わなくなる料理がいくつかある。その一つがこの「賽螃蟹(サイパンシェ)」である。 店主齋藤永徳氏は、西……
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甘エビをそっと噛むと
日記甘エビをそっと噛むと、いたいけな甘みが広がった。 そこへココナッツの甘い香りが漂って、抱きすくめる。 味と香りの二重奏が、静かに響きあう。 卵は優しい甘み……
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こんなゼータクなレストランがあるだろうか
日記~こんなゼータクなレストランがあるだろうか~ 「ラブランシュ」田代和久シェフ68歳、「分とくやま」野﨑洋光シェフ66歳、この二人が目の前で料理をしながら説明す……
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主役は太刀魚
日記一瞬ウニに目をとらわれるが、主役は太刀魚である。 生で食べるいたいけな太刀魚の気配を残しつつ、加熱されて淡い甘みを膨らませた太刀魚の両方がそこにいる。 その……
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「蛸八」で軽くつまむ
日記昨夜は、新京極近くの「蛸八」で軽くつまむ。 ご夫婦二人で切り盛りされる、カウンターだけの小体な割烹である。 6日ぶりのアルコールに、肝臓もびっくりしただろう。 ……
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鹿児島にはもう春が来ている
日記鹿児島にはもう春が来ている。 「鹿児島天然真鯛のポワレ 空豆のスープ仕立て、焼き野菜と新ごぼうのフリット」は、鯛の淡い甘みの中に力強さを秘めた肉体を、空豆の優……
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31歳、まだ若い料理人である
日記31歳、まだ若い料理人である。 おじさんとしては、言いたいこともあるけど、久々に面白い日本料理の料理人とあった 高級食材に走ることなく、野菜料理を大切にし、……
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「地味」とは
日記「地味」とは、華やかさに欠け、目立たないことを指し、現代では褒め言葉としては使われない。 しかしこの料理は、地味だと言いたい。 堂々たる地味だと言いたい……
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今まで数々蟹の炊き込みご飯を食べて来た
日記今まで数々蟹の炊き込みご飯を食べて来た。 しかし楽の器に入れられたこのご飯は、次元が違う。 かにみそ色に染まっているが、ミソは、香りだけが漂うだけである。 ……
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ウニ丼の真実。
日記『ウニ丼』という料理がある。 いつも思うのだが、丼という形ながら、どうもご飯喚起力が弱い。 イクラ丼は、醤油の助けを借りるものの、ワッシワッシとご飯を描き込……
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