白身魚
(1115件)-

それが「Mondo」宮木シェフの料理なのだ。
食べ歩き19:30。 朝9時に絞めたという村さんの寒ボラは、ボラ特有のボケた味の気配が微塵もなく、シャープに舌に切り込んでくる。 うま味が太く、温かい。 口の中で……
続きを読む -

呼吸が聞こえてきた
食べ歩き呼吸が聞こえてきた。 耳元で命が囁き、脈動が響く。 前菜の「ホタテとみる貝のタタキ」は、細かく切ったホタテと本みる貝を合わせ、エキスが出ない程度に、優しく手……
続きを読む -

「たいしたことじゃないの」
食べ歩き「たいしたことじゃないの」。ラケルさんの料理には、そういわれているような卓越したさりげなさがある。 時間だけではなく、火加減と調味に恐ろしく手間をかけた料理……
続きを読む -

62歳になりました。
日記62歳になりました。 立派なジジイです。 誕生日にあたって、たくさんの皆様から心温まるお言葉をいただきました。 500人以上の言葉に埋もれ、幸せで溺れそう……
続きを読む -

幸せがじっとりと満ちていく。
食べ歩きヒラメはソースに触れながら、少し恥ずかしそうだった。 パリッ。 ナイフを入れると皮が弾ける音が響き、身に吸い込まれていく。 はらり。 ヒラメの身が舞う。……
続きを読む -

アカムツ
食べ歩きアカムツである。 炙ったアカムツをキモ和えにして、ナスのピューレを添えてある。 食べた瞬間、アカムツそのものが体の中を泳いでいくような感覚に陥った。 純な……
続きを読む -

握り鮨というのは、酢飯と魚のダンスである
食べ歩き握り鮨というのは、酢飯と魚のダンスである。 ハラハラと舞い散る酢飯に、魚は崩れ、溶けながら手を差し伸べ、優美な舞を踊る。 互いに一人ではできないことを知って……
続きを読む -

クリッ、クリッ
食べ歩きクリッ、クリッ。 そいつは手ごわかった。 白き肉が、歯と歯の間で爆ぜる。 硬いのではない。柔らかいのでもない。脂なき筋肉の勇壮が歯に食い込みながら砕……
続きを読む -

変態の皿
食べ歩き変態の皿を続けよう 水中でとらえて神経締めしたスジアラのスープと焼きである。 なによりもスープのうま味が綺麗で、一切の淀みがない。 骨に塩をし、酒振り、洗……
続きを読む -

ここにも一人変態がいた
食べ歩きここにも一人変態がいた。 キンメである。 キンメを白板昆布で挟み、一分間蒸しては一分間休ませを20回続ける。 しかる後皮を鱗ごとパリッと焼くのだが、ここか……
続きを読む