野菜
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平和は、いまここにある。
食べ歩き野菜たちの体に、幸せが満ちていた。 カブも人参も、胡瓜もカリフラワーも、斉須シェフの手にかけられたことを誇りに思い、輝いている。 命のしずくを滴らせ……
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「葱しゃぶ」と聞いて
食べ歩き「葱しゃぶ」と聞いて、腹が空く人は少ない。 僕もそうだった。なにしろしゃぶしゃぶといえば、牛肉や豚肉、鯛やハモといったタンパク質が主役になってこそ、威力が発……
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街の中華としての格
食べ歩き赤坂「珉珉」は、街の中華としての格を守っている。 気取らず、庶民的な値段で提供し、料理は素早く運ばれ、こだわりなどという野暮な言葉は使わず、丁寧な仕事を自慢も……
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今年初めて訪れて
食べ歩き今年初めて訪れて、心震えた3軒の料理店。 〜命の脆弱さと凛々しさを含んだ、無常の味わい〜 鹿児島市「山映」 ・鯛の潮汁、ゴーヤの炒め、雑炊ほか ……
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腐乳はしたたか。
食べ歩きしたたかな腐乳が、からし菜に問いかける。 練れたうま味といやらしい香りをからめながら、もっと一緒に高みの登りたいと、問いかける。 シャキッと凛々しい音を立て……
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銀座「岡半」
細雪砂糖。
食べ歩き , ポエム「岡半」のすき焼きは、関西風。 牛脂をなじませ葱を入れ、松坂牛を横たえると、約30㎝の高さより、砂糖をハラハラふりかける。 さながら細雪の如し。 肉によって精……
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料理はコミュニケーション
食べ歩き料理はコミュニケーションだという。 銀座の「ティエリー・マルクス」で、スペシャリテの「もやしのリゾット」をいただいた。 パルミジャーノの泡の下には、刻んだセ……
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シソのスパゲッティ。
食べ歩き , 日記シソのスパゲッティ。キャンティの名品である。 「イタリア料理を目指して、シソなんて邪道だよと数十年見向きもしなかったけど、最近シソっておいしいなって思うように……
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富山という土地の豊穣
食べ歩き静かなお椀だった。 一口。淡い滋味が忍び寄る。 新湊の鱧は、動物的なたくましさを広げ、れんこん餅は、素朴な甘みで心を包む。 その対比を、仲睦まじく感じさせ……
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皿から自分の個性を消したら
食べ歩き「皿から自分の個性を消したら、野菜の香りがしたんです」。 いわき市のフランス料理店「Hagi」の萩春朋シェフは、訥々と話しだした。「世界中から集めた食材を使っ……
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