日本美食の旅
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高良シェフの新店
食べ歩き高良シェフの新店「ラ・フィナージュ」 巧みである。 巧みであるが、どうだこれが俺の料理だあと、攻めて来ることをしない。 しなやかに、素直に素材に寄り添って……
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アンコウの優美
食べ歩きふんわりと歯が抱かれた。 しとしとと、魚の雫が舌に降った。 それは僕の知っている、あのアンコウではない それは僕の知っている、柔らかすぎるか硬い肉ではない……
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「大夢」暮れの秋
食べ歩き「大夢」暮れの秋 10・23 十三夜の次の日「大夢」にて。 秋の暮れというと秋の夕暮れのことですが、「暮れの秋」というと晩秋のことを言います。 11/……
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つゆが流れ、静寂が訪れる
食べ歩きつゆが口に流れて、静寂が訪れる。 滋味が膨らんで、安寧に包まれる。 「大夢」での最初に出されるのは、煮物椀である。 「暮の秋」と題された10月のお椀は、「……
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ああ君は、可愛らしいのにたくましい。
食べ歩きああ君は、可愛らしいのにたくましい。 唇にはつるんと優しく触れるのに、噛めばむっちりとして歯を押し返す。 よくよく練られた餡も凛々しくて、噛む喜びを与え……
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危険な内臓料理。
食べ歩き大阪西中島「和風もつ料理あらた」の毎週行きたくなる、危険な内臓料理。 和風煮込み、(ネギたっぷりに一味をかけて)、チレ刺身(脾臓。ああのっけからこれ)。 ……
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煮込みが優しい。
食べ歩き煮込みが優しい。 空きっ腹にスルスルと入って、心を温める。そんな煮込みである。 西中島「あらた」に入って席に座ると、自動的に出されるのが、この煮込みである。……
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銀座 矢部
食べ歩き秋刀魚とディープキスをした。 「矢部」の塩焼き秋刀魚は、しっとりと崩れ、舌を舐め回すように広がっていく。 パサパサ感がみじんもなく、どこまでも優しい。 脂は甘……
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色気がある餅
食べ歩き餅と色気は縁がない。 しかしその餅には、色気が宿っていた。 もち米30kgを粉にしてから餅を作り、そこにトリュフを埋めたというトリュフ餅である。 もっちり……
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<駅弁勝負> 第63番 大阪には、おいしい駅弁がない?
駅弁大阪には、たくさんうまいもんがあるのに、おいしい駅弁がない。 改札外の「駅弁屋にぎわい」でも、目立つのは神戸、広島、岡山、博多の駅弁で、大阪製で買いたくな……
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