割烹
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金沢「雅乃」
自然の摂理とは。
食べ歩きカリッ。 揚げられた衣に歯を立てると、微かな音が響いて、熱々の中身が現れた。 胡麻豆腐の揚げ物である。 だがどうして揚げたのだろうか。 葛粉で揚げられた胡麻豆腐……
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四谷「懐石大原」
コシアブラのご飯
食べ歩き一口食べた途端に、体中の毛穴が浄化され、血がすこやかに流れ、細胞が清められた。 コシアブラのご飯である。 「私の地元、新潟派では、こうした食べていました」。 ご……
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京都「食堂みやざき」
シリーズ「いい店とは、会いたい人がいる店である」4
食べ歩き「いい店とは、会いたい人がいる店である」シリーズ4 店主宮ちゃん37歳は、目力がいい。 目がちょっと、桐谷健太に似ていて、力が強いのだが、笑うとかわいい。 それ……
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四谷の割烹「大原」
水無月
食べ歩き「6月に入ったので、かなり早いですがお出ししようかと思いまして」。 四谷の割烹「大原」の女将さんは、そう言って水無月を出された。 来る6月30日は、夏越祓(なご……
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新富町「富味座」
鮑という主役。
食べ歩き鮑が、目の前で悶えている。 肉体をよじらせ、見えないなにかを求めて、うごめく。 殻から外された鮑は、串を打たれ、炭火で焼かれ始めた。 店内に、香ばしい空気が漂……
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静岡 日本料理FUJI
若き魚の使い手。
日本料理FUJI 5/19 ★ 長茄子揚げびたし、モクズ蟹餡 おろし生姜 ★やいとガツオ スマガツオ クレソン 微かな抵抗があって歯が包まれる。 しなやかとい……
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飯田 「柚木元」
深山の只中に一人佇む。
食べ歩き今まで三つ葉のことを、なにも知らなかった。 食べながら、素直にそう思った。 天然三つ葉と肉を柔らかくする二輪草の熊鍋である。 三つ葉は、都会で見かける姿とはま……
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元赤坂 「辻留」
熱々の体液
食べ歩き鱒は、体の内にある生命をたぎらせるかのように、熱々の体液をほどばしらせた。 皮はカリカリで、身ははらりと崩れてしっとりとうまみを乗せるが、芯まで熱々である。 ……
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金沢 片折
春の金沢
食べ歩き片折4/12 ★蓬の新芽で作った蓬豆腐 ★ヤナギバチメのお椀 実質的な 大衆的な味がエレガントになる 共鳴感。プラスオンの味ではないことが素晴……
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金沢 「片折」
さあご飯は何を頼むか?
食べ歩き「片折」では最後にご飯が出される。 ボクはまず、八幡巻や塩昆布の味を白ごはんで受け止める。 他にマグロの漬けの鉄火丼や卵かけご飯などもあるが、ヤナギバチメの天丼……
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