和食
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二律背反の禁断
食べ歩き口に入れるとはらりと散って、一粒一粒が「甘いよ」と囁く。 ただ甘いのではなく、清らかに甘い。 清らかにふっくらとしている。 ああ、これだけは、満腹とダイエ……
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日本食文化の縮図
食べ歩きここは日本食文化の縮図である。 新阪急ホテルオリンピアの朝食ビッフェは、おかずの数と多様さに圧倒される。 おそらく日本一のバリエーションではないか。 大阪……
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お好み焼きは自立していた。
食べ歩きそのお好み焼きは、自立していた。 出汁に頼らず、山芋に逃げず、粉の力だけで立ち上がっている。 小麦粉本来の自然な甘みを尊重し、グルテンのたくましさを利用……
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旭川に来たら、新子よ。
食べ歩き旭川に来たら、新子を食べなきゃあかんということで、OMOレンジャーのはしご酒スペシャリストに連れられて、老舗の「よしや」へ。 昭和2年創業、三代目になる焼き鳥……
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初ホッケフライ
食べ歩き初ホッケフライである。 二軒目は、同じ路地に店を構える「ふくろう亭」。店名の由来は、幸福を呼ぶ鳥と言う意味ではなく、ご主人の顔が似ているからだと言う。 四種……
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すき焼きは危険である。
食べ歩きすき焼きは危険である。 普通の霜降りだと、3枚くらい食べればもういいやとなるのに、新保さんが手当てした近江牛だと永遠に行けてしまう。 おそらく昨夜は、一人4……
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ハモの出汁炊き込みご飯
食べ歩き9月の荻窪「有いち」のご飯は、ハモの出汁炊き込みご飯だった。 鱧のうま味がうっすらと米に沁みて、しみじみとした美味しさが募る。 このご飯のお供には、玉子……
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松茸は濡れていた。
食べ歩き松茸は濡れていた。 自らのエキスなのか、朝露なのか、昆布の液なのかはわからない。 ぬめりと濡れて、光を映し、「食べる?」と、耳元で囁く。 生松茸に薄く……
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優しく噛んで。
「もっと優しく噛んで」。 グッと歯に力を入れて肉を噛むと、そう言われた。 中国でもフランスでも、鳩は大抵丸ごと1羽で料理する。 丸焼きにし、丸ごとスープに……
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白菜という主役
食べ歩きこの歳でも、この食べ歩き数でも、まだまだ世の中には知らないことがある。 それをこの鍋に教えられた。 例えば今まで数多くの水炊きを食べてきた。 しかしこの店……
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