食材
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枇杷。
日記「私、頬っぺたに水のこぼれるような枇杷が食べてみたい」。 林芙美子「松葉牡丹」の一節である。 戦前の日本人にとって、枇杷がいかに魅力的であったのか。 今では、水……
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スモモ
日記スモモの血液型は、AB型である。 血液のない植物にも、人間の血液中にある型物質があって、同じ血液型反応があるという。 AB型か。 でもクールで……
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白魚シラウオ
食べ歩き徳川家康が好み、三河より品川沖に魚苗を移植したという白魚は、にぎり寿司や天ぷらと、江戸の料理に欠かせない。 最近は見なくなったが、白魚のにぎり寿司を,かつ……
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カリフラワーを生で
食べ歩きカリフラワーを生で食べたことがありますか? 新鮮な奴が手に入ったら、縦に薄く切り、塩とヴィネグレットを少量かける。 食べれば、シャキシャキと音を立て……
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カタツムリを愛す
食べ歩き生きている姿を想像すると、とてもダメという食べ物は数多くあるが、カタツムリは、その最たるものの一つだろう。 それさえ考えなければ、貝を食べなれた日本人には……
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イクラの真髄
食べ歩き筋子は日本語で、イクラは魚の卵を示すロシア語である。 食感は、やはりイクラに軍配が上がる。 その食感の魅力は、プチッと弾けるところにありと思っていた……
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中目黒・オーコアンドフー
食べ歩き中目黒・オーコアンドフー 中目黒の路地にできた、愛らしいビストロ。溌剌としたマダムのサービスが素晴らしく、心和む。 デジュネは、千六百円から。前菜と……
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祖父のちゅるちゅる。
食べ歩き祖父は松江の出身で、赤貝に目がなかった。 小さい赤貝を鍋一杯醤油煮にし、汁を吸い、殻を開けて身をしゃぶるように食べる。 「ちゅるちゅる」と音を立て、貝の中の煮……
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旬の歳時記 グリンピース
食べ歩きそれは突き出しの小鉢だった。 若緑色のグリンピースが、微かに薄茶を帯びた出汁に浸かっている。 一粒二粒。 食べて言葉を失った。 豆が生き……
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グレープフルーツの二面性。
食べ歩きグレープフルーツは、ジュースがうまい。 飲むのは、起きぬけに限る。 冷えた奴を絞って、薄手のグラスに入れ、コクッと飲む。 清々しい香りが鼻に抜け、澄んだ味わい……
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