食材
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“とろまつ”
食べ歩き反則である。 しかも食べ終わった瞬間から、次を夢見てしまう。 来年も食べたい。 そう願い続けてしまう常習性があるので、大変困る。 通称“とろまつ”。……
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栗山町 味道広路
無駄がない。 余剰がない。 過多がない。
食べ歩き無駄がない。 余剰がない。 過多がない。 朴訥ながら、神経を傾けて噛んでいくと雄弁となる。 どの味わいも清淡ながら、真の豊満を教える。 穏……
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初めて食べた。
食べ歩き長く生きてきても、食い意地を張り巡らして、あらゆるものを食べてきても、初めて出会うものがある。 それもシンプルで身近なものなのに、初めてであでうものがあるから……
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ル・シーニュ
食べ歩きその小さな店は、五反田の住宅街で、ひっそりと明かりを灯す。 店に入るとまず目につくのはセラーで、ナチュラルワインがずらりと並んでいる。 実はここ、寿司屋……
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ああ、時間よ永遠になれ
食べ歩き夜の帳が気配を見せる前に、暖簾を潜った。 「いらっしゃいませ」。 三席しかないカウンターの端に腰を下ろす。 品書きを睨みながら、「枝豆とビールをください」……
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茶禅華
食べ歩き茶禅華 青山緑水 茶を油化して 玉露と合わせて素麺、高貴な香り。 紹興香魚 あゆの背ごし。コリコリ。素っ気ないのに、色気がある。肝の酢 肝と 五粮香魚……
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鱧は震えていた。
食べ歩き鱧は可憐に、震えていた。 その震えは、生に対する喜びだろうか。自らの滋味を誇る、叫びだろうか。 歯をそっと入れると、一見淡い様子を見せながら、奥底に眠った猛……
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メイタガレイはしたたか
食べ歩きメイタガレイはしたたかである。 割烹ではめったに出会わないが、マコガレイやホシガレイにはない、しぶというま味を奥底に秘めている。 そしてそれを感じ取る人にだ……
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弁当屋の底力。
駅弁崎陽軒の底力がよくわかる弁当である。 千円越えする駅弁を、いくつも食べたことがあるが、どれも無理な背伸び感があって、落胆することが多い。 しかしこれは、……
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渡蟹はそそのかす
食べ歩き渡蟹と桃、メレンゲと内子パウダー。 間違いなく彼女は、不世出の天才だった。 いまだに蘇る味を反芻する。 これから決して出会うことないだろう独創は、鮮烈……
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