胡麻
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四谷「たまる」
唯一無二の光.
食べ歩きどこにでもある料理が、唯一無二の光を放っている。 これほど不思議で、価値のあることはない。 しかしこの店ではすべてがそうなのである。 例えば「いくら……
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京都「浜作」
胡麻和えという深淵。
食べ歩き映える写真ではない。 だがこの料理にこそ、料理という行為の真意が潜んでいる。 「ほうれん草の胡麻和え」である。 胡麻和えは目の前で、刻々と作られていく。 「ほ……
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名古屋「花いち」
唯一無二。
食べ歩き今まで数万軒の店を訪れた。 だがこんな店は、他にない。 すべてにわたって、凛とした気が貫かれて、一分の緩みもない。 それでいて、ご主人と女将さんの心根が……
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曙橋 敦煌
敦煌のデザート
食べ歩き曙橋「敦煌」のデザート1 「今日は心の乱れがあってよくできませんでした」 おかみさんはそう言われたのだが、どこがそうだかわからない。 名物 杏仁豆腐とあずきあ……
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金沢「雅乃」
自然の摂理とは。
食べ歩きカリッ。 揚げられた衣に歯を立てると、微かな音が響いて、熱々の中身が現れた。 胡麻豆腐の揚げ物である。 だがどうして揚げたのだろうか。 葛粉で揚げられた胡麻豆腐……
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虎ノ門「日本料理 かんだ」
キャビアとフグとゴマ。
食べ歩き「キャビアはフタを開けるだけなので、僕は使いません」と、言われたシェフがいた。 確かにその通りである、 だがだからこそ使い方を考えなくてはいけない。 この店で……
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京都「浜作」
板前割烹の魅力
食べ歩き板前割烹の魅力とは、切る「割」と煮炊き焼く「烹」が、目前で行われ、料理が出来上がっていく様を見、香りや音を味わう点だろう。 あるいは、熱いものに冷たい餡をかけた……
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金沢「小松」
〜切るという仕事〜 第二弾 「小松」 アオリイカ
食べ歩き〜切るという仕事〜 第二弾 2皿目のお造りが、アオリイカだった。 目の前でイカに細かく包丁目を入れられている。 イカは、横に入る繊維を断ち切るように包丁目を入れ……
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金沢「小松」
「小松」9/9ミシュランの見識
食べ歩き久々にミシュランの見識を感じた。 金沢の三つ星「小松」である。 派手な料理はない。 斬新に見える料理もない。 しかしそれぞれに、小松さんしかできない、仕……
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冬は温かきように、夏は涼しきように
食べ歩きじゅん菜は、冷たさも一緒に楽しむ食べ物である。 じゅん菜も冷やす。 わさびや昆布・鰹の濃いめのだしとお酒、薄口醤油で整えた地も冷やす。 混ぜ合わせるボ……
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