日本美食の旅
(6710件)-
〜恋の度量〜
日記〜恋の度量〜 それは、たまらなくエレガントで、穏やかに甘い。 噛んだ瞬間に、シコッと小さな音がして、歯は白い肢体に包まれていく。 その時、地平線……
続きを読む -
明石と高良シェフ
舌ビラメが、歯と歯の間で爆ぜる。 バターのコクと共に高みに登っていこうとする勢いがある。 今まで食べた、舌平目のムニエルの中で間違いなく、いや、飛び抜けてう……
続きを読む -
三ノ輪 富田屋
江戸いなり。<江戸の常日>
食べ歩き「いなり寿司」が、いつのまにか大変なことになっている。 長らく庶民の食べ物として、親しまれてきたが、高級化しているのである。 先日も西武デパートで期間限定で発……
続きを読む -
個性とはなんだろうか?
日記個性とはなんだろうか? 僕が個性という言葉を使うときは、独創的な、従来にはないスタイルの料理を表す時が多い。 しかし個性とはどういうものだろうか? 恵……
続きを読む -
「前の店より、料理へ集中できるようになりました」
日記「前の店より、料理へ集中できるようになりました」。 そう言って、鈴木さんは、穏和な表情で笑われた。 どの料理も、おそらくこういう風に作ったのだろうと想像が出……
続きを読む -
Solong vol3
日記Solong vol3 なんて可愛らしい人なのだろう。 銀座のバー、「らんこんと」のママ、長谷川滋子さんに初めてお会いした時、素直にそう思った。純な心を滲ま……
続きを読む -
6千キロをつなぐ味
去年の夏。僕は銀座のど真ん中で、途方にくれた。 「ブラン亭が。ブラン亭がないっ」。 なくなってしまった。 ……
続きを読む -
まるでムースである
日記まるでムースである。 噛んだ途端に魚の身体が、甘い煙となって口に舞う。 ふわりと、優美な甘みが広がって溶けていく。 ふわふわ、ふわふわふわり。 ……
続きを読む -
出された瞬間、喜びはしたものの、際どいかなとも思った
食べ歩き出された瞬間、喜びはしたものの、際どいかなとも思った。 海老芋、焼き白子、ウニである。 まず白子を潰し、ウニと混ぜる。 そっと食べてみれば、最初に艶……
続きを読む -
「名山 きみや」
食べ歩き「名山 きみや」は一杯のお茶からいつも始まる。 今回は、知覧茶 彩緑だった。 甘い。心ほぐれる素晴らしきスタートである。 では怒涛のコースは以下の通り ……
続きを読む