おいしい日記
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親子丼の主役は玉子である。
食べ歩き , なんでもベスト10親子丼の主役は玉子である。 ダシを優しく包み込みんでとろりとなった半熟玉子。 香りとコクが引き出されたこの玉子こそが、ご飯を掻き込ませる主役なのだ。……
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夏だ!飲もう!日本にいながら世界のビール(一九九九年八月号)
食べ歩き , なんでもベスト10ビアライゼ98 新橋 泡が決め手のビール注ぎ名人 かつて八重洲に「灘コロンビア」という名店があった。 ご主人は新井徳司さんといって、ビール注ぎの名人……
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焼き鳥
食べ歩き , 寄稿記事「ガード下の焼き鳥屋で、一杯やっていくかぁ」。 そんな気楽さが似合う、焼きトンと鳥が混じったような焼き鳥屋は、格好の憩いの場だ。 一方で、値は張るが……
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うな丼 季節の鰻を一気に掻っこむ幸せ(一九九九年六月号)
食べ歩き安斎 荻窪 鼈甲色の美しい鰻 うな丼一筋。荻窪駅から五分ほどの住宅街にある一軒家。テーブル席八席、二階座敷の小体な店を、夫婦で切り盛る。品書きは、うな丼二……
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ピッツァの魅力は縁にあり。しっかり噛み締めて小麦粉の風味を楽しもう
食べ歩きVERA PIZZA NAPOLETANA。 この文字と職人が柄の長いヘラを持っている絵が書かれた看板を、ご覧になったことはないだろうか。六年前には皆無だ……
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とんかつのうまさとはなんだろう
食べ歩き , 寄稿記事とんかつのうまさとはなんだろう。と、とんかつ好きが開いたいくつかのホームページをのぞいてみた。柔らかい。衣の食感。濃厚。とろけるようだ。そんな言葉が並んでいる。……
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口、喉を総動員して魅力をかみ締めるべし。
食べ歩き , 寄稿記事今年はやったもの。その一つが讃岐うどんである。 例えば「かけうどん百円」という価格で、九月に讃岐より渋谷公園通りに進出したはなまるは、一日中長蛇の列が出来……
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鰻丼はいまや劣勢である。
食べ歩き , 寄稿記事鰻丼はいまや劣勢である。 鰻屋では、右を見ても左を見ても鰻重。僕はそんな希少鰻丼の擁護派である。 丼とお重の違いは器だけでない。 第一に、テーブル……
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ビストロ
食べ歩き , 寄稿記事1971年に出版された、辻静夫氏の「パリの居酒屋」という名著がある。 ’あとがきで氏は、ビストロの訳に居酒屋とあてるのは、「少なからぬ抵抗がありましたが」……
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素材の旨みだけを凝縮させた、江戸前天ぷらの醍醐味を感じ取れ。
寄稿記事天ぷらは、すし、うなぎ、そばと並んで、江戸時代から連綿と受け継がれた東京の食文化である。では、その魅力とはいったいなんだろう。 吟味した素材に衣をつけて揚げる……
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