おいしい日記
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蛤は確かにそこにいる
食べ歩き蛤は確かにそこにいる。 しかし、存在しないかのようにさりげない。 「祇園川上」で、蛤のお椀が出された。 蛤を椀仕立てにすると、そのしたたかなうま味が舌を包……
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心が素直な人の作ったカレーは、気持ちがいい
日記心が素直な人の作ったカレーは、気持ちがいい。 どうだ、うまいだろうと攻めてくる執拗さがなく、どこまでもさりげない。 だが、舌を捉えて離さない。 小宮山雄飛……
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4/10神楽坂「石かわ」
食べ歩き4/10神楽坂「石かわ」 春菊、ホタルイカ、あん肝、黄身酢 稚鮎と天豆。 甘鯛、筍のお椀。 生姜露 鯛のお造り。北海道のキタムラサキと唐津赤ウニ 赤ウニ……
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料理は、切る、叩く、千切る、から始まる
日記「料理は、切る、叩く、千切る、から始まる。だからまずその三つをきちんとなさいなさい。そう私は料理の先生から言われました。今日のお皿は、その言いつけを大切にしてき……
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やはり日本一の定食屋である
日記やはり日本一の定食屋である。 博多にあって、半年ぶりに訪れたのに、親父は僕がいつもご飯少なめに頼むのを覚えていて、「ご飯少なめでいい?」と聞いてくれる。 ……
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博多の夜はヤァ!で更けて行く
日記博多の夜は、ヤァー‼️で更けていく。
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質の高い魚と牛の内臓が食べたい
食べ歩き極めて質の高い魚が食べたい。極めて質の高い、牛の内臓類も食べたい。 博多「白金 塩田屋」は、食いしん坊なら誰しも思う、この二つの願いを叶えてくれる。 4日間……
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83歳の職人が握る寿司は
日記83歳の職人が握る寿司は、いぶし銀というより、ほのぼのとした陽だまりの味だった。 ふっくらと膨らんだ小倉の牡蠣は、とげとげしさがなく、ミネラルも淡く、酢飯に……
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「自分であるために、握り続けたい」
日記「自分であるために、握り続けたい」。 目のご病気で五ヶ月間休養をなされた天野功さんは、そう言われた。 「目が良くなって、最初に握れるようになった時、修行……
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肉は、切られたことを、まだ知らない
日記肉は、切られたことを、まだ知らない。 合羽橋「釜浅商店」のオリジナルステーキナイフで、切られた肉である。 そのナイフは最高の鋼を使い、74歳になられるカ……
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