~一年ぶりの部活動だあ~
多東部員、土岐部員、中川主務。ノミブ。最強メンバーの集結である。
向かうは大井町、闇市の風情残る東小路。
まずは「永楽」で作戦会議。
自腹、はしご、ゴールまで飲んで食い倒すという、ノミブ。の三つの精神を再確認。
叉焼、餃子、ワンタン、上新香で大瓶2本。
次に「肉のまえかわ」で、立ち飲み。
「酒ラストオーダーでぇ~す」と大声で叫ぶ、アジア系女性店員尻目に、お湯割り一杯。
さあ、今度は大森といってみよう。目指すは「七厘」頑固おやじの焼肉屋。
以前何回か行ったとき、無口で、愛想のないオヤジだなあと思っていたが、とんでもねえ。
女性の前では、しゃべる、しゃべる。はしゃぐはしゃぐ。
「俺の好きなタイプがいるからね。ハハハ」。
「誰ですか?」
「言えるかそんなこと。ガハハハ」。
キムチ豆もやしに始まり、ハラミにコブクロ、レバーと来たもんだ。
「今日のレバー、大盛りにしといたからね、ガハハハ」。
見よこのレバーの色艶を。塩をふりかけたら、さっと焼いて、ああなんと甘いのだ。
「大体、松坂だA5だとか、おかしくてしょうがない。肉のうまさはね、食ってみてしかわかんねえの」。
御年70弱、しかし若いのは毎日肉を食ってるせいか。
でも、ホッピーの、中のおかわり頼むと、グラスの9割まで焼酎注いじゃうの。
オヤジこれじゃ、ホッピーを注ぐ余裕がないんですけど、うれしいわと、4杯も飲んで、いい気分。
「七厘」出て目指すは、「テンダリー」。女性バーテンダー宮崎さんの店である。
作っていただいたのは、「ボンドマティーニ」。
ああ、宮崎さんのシェーカー振る姿に、その凛々しい美しさに一同うっとり。
もう一度見たくて、おかわりいたしましたです。ハイ。
さあ移動。本日のメインだ、蒲田に行こう。
夜11時開店という、蒲田の魔殿「のん太」である。
常連のキープボトルにキャップが重ねられ、林立、乱立、そびえ立つ。
その姿に、ネパール寺院の崇高さを感じるのは僕だけか。
御年60数才、店主キャサリンも元気で、魔界のオーラを放っていらっしゃる。
金宮ボトルをキープして、さあ「のん太」登頂だ。
まずは名物玉子サンド。
ああなんたること、パンを4枚も使えしこの量半端じゃない。
そして耳もついてくるとこなんざ、誠実だねえ、キャサリンちゃん。