西麻布「翠園」閉店

青椒肉絲

食べ歩き ,

西麻布「翠園」勝手に救済。
西麻布交差点近くにひっそりと佇む中国料理店。もう通って十数年になる。
料理はいずれも真っ当を貫いて、それぞれの料理の目的がなんであるかが明確に調理されている。
例えば「青椒肉絲」。
運ばれてきた瞬間に香る、ピーマンの青い香り。
肉、ピーマン筍が同寸、同長に切られた、確かな板の技。
砂糖やオイスターを多用しない、潔い味わい。これぞ「青椒肉絲」である。
それが定食なら千円で食べられるのだから。
この店ほど、良き東京食文化を体現している店はないだろう。
その他、「セロリとレバーの炒め」レバーとセロリの切り方。
噛んだ瞬間に、肉汁がほとばしる、焼き餃子や水餃子。
「野菜と墨イカの炒め」のイカと野菜のバランス。取り合わせ。
あっさりとした味わいの炒飯。余計なうまみがない「高菜と豆腐のスープ」。
全てがすっきりと素直でおいしい。
ただし昨日は19時から2030頃まで、我々一組。
こういう店が混まないこともまた、東京食文化の別の意味の象徴でもあるのだ。
(こんだら困るけどね)。要救済。

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