赤坂璃宮

炒飯の雄8 赤坂璃宮

  • 璃宮炒飯

  • 塩干し魚とレタスの炒飯

  • 塩干し魚とレタスの炒飯

  • 璃宮炒飯

  • 「福建式あんかけ炒飯」

  • 「極上スープかけ特製炒飯」

炒飯は5種類。まずは璃宮炒飯とも呼ばれる基本、「叉焼とネギの炒飯」1785円を。

はらりと炒められた米は、しっかり焼かれて香ばしく、一口に入れた瞬間に笑みがこぼれる。そこへこの道40年以上という焼き物師、梁 偉康氏が焼き上げた、叉焼の香ばしさと甘味が、炒飯の味わいを深める。細かく同寸に切られたエビ、アスパラガス、ネギなどがアクセントし、隠し味の醤油と上湯が味を持ち上げ、何度食べても惚れ惚れとした旨味がつのる炒飯。

「極上スープかけ特製炒飯」2520円は、干し貝柱、ネギ、卵のシンプル炒飯に、贅沢な上湯(老鶏、豚赤身肉などによる上等なスープ)を添えた料理。まずはそのままで食べ、次に小椀に入れスープを注ぎ、茶漬け状態で食べる。米の甘み、具の食感、スープの滋味が渾然一体となった、幸せな時を呼ぶ。

「干し貝柱と卵白の炒飯」1890円。干し貝柱のうま味と卵白の優しい食感が交じり合う皿で、素朴ながらも温かいうま味がある。

「福建式あんかけ炒飯」2100円は、賽の目に切った、叉焼、焼きアヒル、椎茸、筍、アスパラを、スープと干し貝柱、生姜、ネギ、卵と味付けした餡がかかる。

「牛挽肉炒飯」1785円は、牛挽肉、レタスを、中国醤油、オイスターソース、橄榄菜(オリーブなどの調味料)で味付けした炒飯。挽肉のうま味に各種調味料が重なり合った重層的なうま味と、対比的なレタスの爽やかな食感がおいしい。

「塩干し魚とレタスの炒飯」1785円。咸魚(中国塩漬け発酵魚)の強い塩気が生きた炒飯で、咸魚の練れた塩気と発酵臭がクセになる。