変態と変態は求め合う。

食べ歩き ,

変態と変態は求め合い、呼び合うのだろうか?
日本一だと思う塩職人、高知の変態塩二郎さんと札幌の変態「鮨の蔵」井川さんとの出会いである。
塩二郎さんがボタン海老の殻と一緒に塩を作り、その塩を麹で浅漬けしたボタン海老と合わせた料理である。
一口食べた瞬間に吐息が漏れた。
なんと艶かしい。
ボタン海老の持つだらしなさが微塵もなく、味が引き締まりながらも、色気だけが膨らんでいる。
大至急酒である。
酒を飲めばまた香りが高みに登って、たまらない。
そして余韻がいやらしい。
いつまでも口に残って、官能を揺らし続け、「もっと私を食べて」と、囁くのだった。

しかし今夜のクライマックスはまだ別にあった。