黒毛和牛A5のカルパッチョが550円。
そう聞くと、意地悪なおじさんは,ほんまかいなと思う。
しかも上には、グラナパダーノがこれでもかとかかっていて、マッシュルームの薄切りとバルサミコのソースが牛肉の旨みを引き立てる、上出来のカルパッチョである。
さらには、ズッパフォルテ ナポリ風のモツ煮込みは、鮮度高いモツがたっぷりと丁寧に煮込まれて450円。手前のポテサラは、金柑が入っで面白い。
さらにトリュフ入りオムレツは,一口食べた瞬間に、不覚にも「うまっ」と、口走ってしまった。
ここはイタリアンではない、大衆居酒屋なのである。
店主渡辺さんがワンオペで仕切る居酒屋である。
渡辺さんは、ローマで修行した後、東京の各店で郷土料理を勉強した。
だが休みの日に出かける,川向こうのやきとん屋や居酒屋にハマり、自分で居酒屋を始めたというわけだ。
こんな店だから,上板橋から歩いて10分もかかるのに,連夜満席だという。
この近所に住んでいる人が羨ましい。