今夜の二軒目?は、東区延吉街にある、「先進海鮮店」である。
うむ。英語でいえばプログレッシブシーフードレストランか。
自信満々な店名であるが、出てくる料理は、実に家庭的な心温まる料理なのである。
まず店頭に魚やらなにやら食材がずらりと並んでいるのが行けない。
二軒目だと言うのに、またコーフンして鶏の白子やら南谷らを頼んでしまった。
以下注文を下したの料理は
① ボラの白子の炒め物、葱とニンンク、唐辛子、醤油味
② 葱鋳込み揚げ豚小腸、香菜添え。この料理は、大至急博多の屋台に導入すべきであると塩山と協議。まずは塩田屋でつくってもらいたいと切望。
③ カタツムリ炒め物 ホーリーバジル。クリッとした歯応えとこっくりと下濃い醤油味にバジル香が爽やかにアクセントする。そのバランス見事
④ 鶏の白子 豆と胡麻 生姜 ツルムラサキ。豆と胡麻味に生姜を利かせたスープに、鶏の白子が浮かぶ。そのほわりとエッチに溶けゆく味わいと、沖縄野菜のハンダマのようなヌメットした食感の青菜との出会いがいやらしい。
⑤ マコモ 揚げインゲン 梅干菜。さっと揚げたマコモを、塩味と海苔の香りにも似た梅干菜の風味で食べさせる、シワシワになるまで揚げたインゲンとの取り合わせが心憎い。
⑥ サンスー 唐辛子、納豆、煮干し ニンニク。「山蘇(サンスー)」というシダ類の一種のワラビみたいな野菜の炒め煮。わかめみたいな味わいと食感で、淡いミソ味のソースに浸かる。ようは薄い九州系の煮干しだしの味噌汁の具がワカメと言った感じで、最も好評を呼ぶ
⑦ 炒飯。先の鼎泰豐のそれとは違う、台湾式醤油炒飯。焼飯と言った方がいいような風情で、昭和を引きずった味わいがいい。
以上食べて、どこが先進かは理解は出来ぬ。もしかしたら先進とは、変わり続けることなく、誠実に未来に向かって進むと言うことなのかもしれない。