札幌「アグリスケープ」にて。 愛しい気持ちが迸る。 2023.05.30 食べ歩き , 果菜 , 葉茎菜 , フランス料理 , 野菜 , 根菜 , 香辛野菜 , 札幌 Tweet 吉田夏織シェフは、ユーミンのような人である。 笑みをたたえた眼差しと穏やかな口調で、野菜や肉への恋を語る。 野菜や山菜、羊や豚、鶏のことを、自分の子供の魅力を伝えるかのような慈愛に満ちた口調で、説明する。 愛しい気持ちが迸る。 聞いている我々も、心が安寧となり、食材への想いが高まり、ふんわり自然に溶け込んでいく。 そして食べる。 噛み締める。 食べ終える。 余韻を噛み締めていると、静かな恋が生まれたことを気づく。