瞬の仕事は美しい。
例えば最後の鰻重のおしんこを見れば分かる。
同寸に切り揃えられた、大根と人参には精緻がある。
恐らく、毎月「京味」に通われ、料理人として目指す西さんの薫陶を受けたからかもしれない。
すべての料理に、岡田さんならではの断りがあり整然とした仕事があり、それが美となっている。
料理は、「うすい豆のしたし」から始まった。
整えられた出汁に豆の甘味が滲み出、ため息が出る。
そして豆はどれも同じ煮え加減で決まり、春の到来を告げる。
以下の料理は、
★蕗の薹天ぷら 味噌詰め
肝焼き 苦味と苦味の出会い。しかし他店のうなぎ肝に感じる微かなえぐみが一切ない
★尾びれ焼 F B参照
★赤貝の寒天寄せと鰻の洗い
うなぎのうまみ噛みしだく。
グリッと音が経つかのような肉体、シコシコとかんでいくと、うまみがとどんどん出てきて最後に痺れ微かに現る、その時にのみこむ。
赤貝 爽やかな香り。ほんのりとした甘み。奥に色気
★肝の佃煮山椒風味入り百合根饅頭 銀あんがけ。えり焼
百合根の豊満な甘さに、すっと肝の味と山椒が光を刺す。
そのバランスが美しい。、
★う巻 山葵茎
別々になってない FBs参照
★白焼
存分に 醤油もうまい。
脂がくどくない。
カリカリで肉体の躍動感あり。
★ピザ
筍 筍の味に配慮したトマトとチーズの量がいい、
★うな重
筋肉の躍動感。
横にして食べると、その躍動感が存分に味わえる。
★ソフトクリーム
ブドウ山椒かけると面白い