カリフラワーの花

食べ歩き ,

カリフラワーの花が咲いていた。
その可憐な花は、カブの滋養を抱きすくめている。
カリフラワーの茹で汁は泡となり、たくましい甘さと微かな辛味を持つカブを、淡い淡い甘みで包み込む。
フインガーライムの酸味が、料理に色を刺し、ほのかにつけられた塩味が、静かに旨味を膨らます。
その均整が美しく、何度も充足のため息をついた。
ペニンシュラホテル「Peter」の桐山シェフと「フロリレージュ」川手シェフ、合作の逸品。
そのめくるめく全料理は、別コラムを参照してください