「ブリアンツァ]1/9テーマ <豆料理とめでたい正月料理 雑煮と栗きんとん>
「北海道産小麦粉「春きらり」で作った、焼きたて食パンに、半熟玉子と白トリュフ」。
うむ初っ端から、エロいめでたさ。
「トロと甘唐辛子 ホッキのワタと茄子のペースト添え」
マグロは、赤玉ねぎの汁と鮎の魚醤とソーテルヌで、軽い漬けにしてある。
トロの脂の甘みがカーブを描いて、じれったい味わいに変化していい。
「レンズ豆とザンポーネ 近江牛の小腸煮込み 七草と餅」別コラムを参照してください
「ボルロッティ豆のズッパ・デ・ファジョーリ ファリナータ添え」 別コラムを参照してください
「天竜川片桐さんの猪のコテキーノと七草のリゾット」
イノシシ肉の団子は、味が濃いが純潔さがあって、雑味がない、綺麗な味わいで、それが七草リゾットと響き合う。
「スパゲッティポモドーロ」
奥野シェフ流。彼の料理に共通する、澄んだ味わい。
二種類の生トマト(桃太郎中心)で、セロリ、人参、玉ねぎと昆布で出汁と合わせた、サルサポモドーロ
何より香りがいい。
太陽の香りがするパスタ。
「サカエヤ熟成肉とラディッキオ」
かなり熟成させた肉の、いやらしい芳香とみずみずしく弾けるラディッキオの組み合わせがいい。
赤と白。
めでたい。
「栗きんとん」
イタリアの栗を茹でて裏ごしただけという栗きんとん。砂糖も入れていない。
小布施堂の朱雀に近いものがある。
シンプルな栗のほのかな純な甘みがあり、そこにシェリーを流し込むと、妖艶な甘さに変化する。