100年の時を経たソース。
門前仲町「大阪屋」で「とりあえず5本」と頼む。
1本130円の串が、シロ3本と、フワ1本現れた。
「硬いの大丈夫?」と、お母さんが聞いて。さらにナンコツ1本出してくれる。
シロに一味をかけりゃ、甘い味噌ダレとシロの脂の甘みがあいまって
ハハハ。
そいつをビール大瓶650円で流し込む。
5本では足りぬので、白2、フワ1追加する。
ついでに梅割り焼酎も追加。
「よくくるんですか?」
隣のおじさん尋ねてきた。
「たまあに」。
恐らく前に来たのは一年半前。
「私は北海道なんでね。あんまりこれないんだけど、東京に来るときには、なにかにつけ来るんですよ」。
と、目を細めた。
おっと、玉子スープも来たぞ。
そおっと割ると、半熟黄身が流れ出て、100年注ぎ足し、煮込まれしこげ茶色の液体とまぐわった。